バイトテロ対策に賃金アップが重要なの?今こそ企業理念の見直しを

最近、連日の報道で「バカッター」や「バイトテロ」という言葉が紹介されていますが、バカッターというのは「馬鹿とTwitterのかばん語」と訳されます。

簡単に言えばTwitterを使ったおバカな投稿を投稿する事を言うのですが、このバカッターがきっかけで大打撃を受けている企業が続々と増えてきています。

このようなバカッターを投稿するのは、理由として「PV狙いの炎上目的」なのかな?多くの方に見てもらいたいという自己承認欲求が過剰になっているのかな?と様々なな想像ができるのですが・・・

多くの投稿が企業のブランド価値を低下させ、結果的にブランドイメージを毀損した企業が大幅な売上減少に見舞われたり、また時には別の会社の事だった投稿が風評被害にあってしまい売上減少という事になったケースもあります。

一例をあげると、

  • ファミリーマートのバックヤードでつくねをゴミ箱に投げ入れている動画。
  • セブンイレブンのおでんを某芸人さんのネタで口に運んでいる動画。
  • すき家の店員が牛丼をすくい上げるおたまを股間に当てるような行為をとった動画。
  • ビッグエコーで、唐揚げを床にこすり付けている様子をとった動画。
  • くら寿司で、一度廃棄した魚をまな板に戻したり、廃棄を繰り返す動画。
  • ブロンコビリーで、アルバイトが冷蔵庫に入る動画。
  • すたみな太郎は全く関係ないのに、別の焼肉店のバカッター投稿が拡散者(自分のチャネルでコピー動画を作成した動画製作者も)の手によってすたみな太郎と風評され流された動画。

などなど、とにかく例を挙げると止まらないくらい、最近では不祥事動画が続きます。

先日、You Tube界では「ラファエル」というアカウントで活動していたユーチューバーがアカウント削除をされた事が話題になりましたが、動画マーケティングやSNS全盛期の今般では、残念ながら不適切な動画が拡散されやすい環境が整っていて、Googleなども取締に躍起になっているとは言え、万全な体制ではありません。

企業からすると、動画やSNSを使ったマーケティングは重要な位置づけだと考えているところも多く、実際に活用される会社も多くみられますが・・・

ここまで制御できない事態が起きると、想定を超えてしまっていると感じている企業も多いのではないか??と想像もできます。

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バイトテロ対策はどうすれば良い?

現在の状況で、バイトテロにあいそうな企業もしくは、すでに被害にあった企業は再発防止策を考えていかなければいけない状況で、どんな対策が取れるのか?という事で朝のニュースでも議論されていましたが・・

意見が二分化されていまして、大まかに分けると

「殊遇の改善(特に給料を上げる)」

もしくは

「自己承認欲求を上げる」

という事でした。

ニュースの中で紹介されていたのが、バイトテロが起きている現場は「給料が安い業界が多い」という事。

アンが毎月出しているレポートによると、一例で職種別のバイトの平均時給を出すと、

  • 看護師 1,703円
  • 薬剤師 2,100円
  • プログラマー 1,609円

と専門職が高い傾向にあり、フード業界やコンビニ業界を見ると、

  • コンビニ店員 920円
  • フード店員 988円

となっていて、専門系の職種に比べて低い傾向が顕著に出ています。

確かに、コンビニや外食に行くと最近は外国人の方が店員さんで見かける事も少なくなくなってきましたし、外国人労働者を導入しやすい、特に「マニュアル化された業界」というのは、時給が低いのは仕方ないところはあるかもしれません。

しかし、だからと言って集まってきたバイトたちのモラルが低いのか?と言えば、必ずしもそうとは言い切れないと、個人的には考えていて、バイトテロの大なり小なりは、おそらくSNSが普及するもっと以前、我々がバイトしていた頃、もっと言えば親世代の方々でもあったのではないか??と思うのです。

例えば、数年前にあった出来事で、郵便局の臨時配達人(臨時でなかったかもしれないですが・・)が、配達途中の年賀状破棄していたという事があったりしました。

物流の業界でも不祥事が相次いだ事もありますし、フードやコンビニは標的にはなりやすいと思いますが、必ずしも他の業界であれば安泰・・という事はありません。

どの業界でも、バイトテロ(なんだったら社員テロ)は起きると思っていて、「入社した時点から全ては始まっている」と思います。

と言いますのも、じんざいには4種類あると言われていて、

  • 人罪 いるだけで害を被る可能性のある人。
  • 人在 ただいるだけの人。
  • 人材 役立つ、磨けば光るものを持った人。
  • 人財 会社の財産となる人。

があり、人財もしくは人材以外を会社に登用した時点で、バイトテロの発生は予見できてしまうのです・・・採用の時点からバイトテロを起こしそうな「じんざい」を排除しておく事、まずはここから徹底しなければ完全な防止策を講じるのは本当に難しいと思います。

さらに・・・

「人材」の中でも、残念ながら人在や人罪に落ちてしまう人もいて、人材を採用できたから一安心・・なんて事はなく、人財へ引き上げる事が重要です。

そこで必要になるのが「教育」です。社員やアルバイトに企業風土を植え付けて、理念を共有できるように教育をするのです。

そのためにも、会社の理念をきちんと明文化しておき、会社の目指すべき方向性を示し続け、また経営陣が先頭を切って走っていく姿が大切になってきます。

このプロセスを弊社では、「オートマチック経営」と題しまして、自動的に売上が上がり続ける、社員が育っていく仕組みの導入を提案させて頂いております。

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バイトテロ対策 まとめ

今回のバイトテロ対策が進まない企業の現状を見ていると、小手先で「賃金アップすれば」、「自己承認欲求を上げるのに、社員とのコミュニケーションが」などされている会社も多く見られるように感じます。

しかし、小手先で目先を変えたところで現状が少し変わる程度、もしくは逆に勘違いする社員やバイトを育成してしまい、結果的には「バイトテロ予備軍」を育成し、より甚大な被害が出てしまう事になりかねません。

そのような事が起きないためにも、バイトテロ対策に本気で取り組もうという経営者の方は、企業理念や教育システムの見直しからご提案させて頂ければと思いますので、まずはお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

→ ご連絡はこちらからお願いします。

 

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→ 【2020年完全版】WEBマーケティングとは?メリットとデメリットをそれぞれの手法ごと徹底解説!

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