物事を楽観的に考え、ポジティブに気持ちも行動も切り替えられる人もいれば、気持ちをなかなか切り替える事ができず、色々と考えすぎて疲れてしまう方もいらっしゃいます。
相手から何か言われて落ち込んだり、深く考えんでしまったり、いつまでも失敗を引きずってしまったりと、様々な理由があると思いますが、限りある時間の中で、いつまでもズルズルと考えすぎているのは、とても勿体無いです。
また、考えている間、次の行動に移せないでいる間に、ライバルは先へ先へと進んでいってしまう事もありますので、上手く切り替えをしていく事が求められます。
この記事を読む事で、人生を難しく考えすぎず、あなたの人間関係や恋愛で相手を思いやる気持ちが芽生え、また仕事でも上司と部下、先輩と後輩の関係が円滑になり、より良い人生を手に入れるヒントを手にする事が出来ます。
もし、あなたが考えすぎずて疲れを感じてしまう・・そんな思考のループから抜け出したいというなら、お役に立てて頂ければ幸いです。
考えすぎずて疲れる人の特徴
まず最初に、考え込んだり、考えすぎて疲れる・・という人の特徴をいくつか挙げていきましょう。
共感力の高い傾向にある
1つ目ですが、「共感力の高い傾向がある」という事です。
例を挙げると、自分の考えを言った時、相手はどう受け止めるのか?心配になり、どうやって伝えれば良いだろう?など、深く考え込んでしまうという方です。
一見、相手の言動を気にしすぎて、考えすぎて疲れるというのは、良くないことのように思えますが、考え方を変えれば「相手のことを思いやれる人」と捉える事も出来ます。
相手の気持が分かる方は「共感力が高い人」とも言えます。
自分自身が疲れるほど、相手に気を使いすぎてしまうのは良くはありませんが、その共感力の高いスキルはしっかりと活かして頂きたいですね。
悪い想像をする傾向が強い
2つ目ですが、「悪い想像をする傾向がある」です。
相手の事を考えすぎる人の多くが「思い込みが強い」傾向があります。
例えば、
「彼氏に送ったLINEが既読になっているけど、返信がない」
「絶対、今浮気してる」
みたいな・・・極端な例ですが、このような勝手な思い込みで、深く考え込んで落ち込んでしまったり、不安に感じたりする事もあるでしょう。
脳は、良い想像をするより悪い想像をする傾向にありますので、仕方のないことですが、疲れるほどになると改善が必要です。
自分が悪いと追い込む傾向
3つ目ですが、「自分が悪いと追い込む傾向がある」です。
相手から言われた事をずっと引きずってしまうという方や相手から言われた事を考えすぎる人は、「自分が悪かった」と自責の念に囚われ過ぎて、自分の心をさらけ出す事が出来ません。
マルチタスクな傾向
4つ目ですが、「マルチタスクな傾向がある」です。
マルチタスクとは、同時進行的にタスクをこなす事ですが、一見凄まじい処理能力を持っているように思えますが、一つずつの精度が低くなったしまったり、集中力が散漫になる傾向があります。
そんな私も、実はマルチタスクの傾向が強く、マルチタスクと言えばとても聞こえが良いですが、悪く言えば「飽き性」です。
完璧主義な傾向
5つ目ですが、「完璧主義の傾向」です。
何事も100点主義、失敗は許されないといつも気を張っているような人は、完璧な仕事やクオリティを求めますので、自分を追い込んでいきます。
また、追い込んでいる分、期日に追われたり、一人で背負い込む事もありますので、余計にプレッシャーを感じるようになり、一人で考えすぎて、悩む事も多いです。
考えすぎて人間関係や恋愛で疲れないために
考えすぎて疲れるという人の主な特徴を4つにまとめましたが、性格的な問題もありますから、すぐに修正できるものではありませんし、変えられないかも知れません。
しかし、自分を犠牲にして、結果自分が苦しくなってしまう心を少しでも軽く出来たり、もしくは行動を変える事ができるのであれば、少しは疲れを感じなくなるかもしれません。
特に、
- 友達に合わせすぎてしまう。
- 彼氏、彼女に気を遣いすぎてしまう。
- 相手に嫌われたくないからと過剰に気を遣いすぎてしまう。
という方ほど、人間関係や恋愛で疲れないようにしてほしいです。
そこで、先ほどの考えすぎて疲れる人の5つの特徴に対して、どうすれば良いか?を考えてみました。
人は人、自分は自分と割り切る
NLP(神経言語プログラミング)と呼ばれるアメリカの最新心理学の言葉の一つに
という考え方があります。
地図で差した地点は、地図上であって実際の土地そのものではないですよね??
しかし、人は地図と土地を混同してしまい、現実社会に起きていない事を頭の中で深く考え、起こしてしまう生き物なのです。
例えば、映画館に友人と一緒に行ったと仮定して下さい。
映画がはじまり、終わったあとに友人と映画の感想を言い合うのですが、
「最も印象に残ったシーンはどこ??」
と聞いた時に、友人と必ずしも同じシーンだと合わせる事を想像出来ますか??
おそらく出来ませんよね?
この事例のように、「自分と他人は違う」という事は、当たり前に分かっているのが、脳内では共感力が高く、相手の事を思いやり過ぎてしまうあまりに、エラーを起こした状態です。
「人それぞれ」
「自分は自分、人は人」
と割り切る事で、考えすぎる思考のループから抜け出せる可能性はあるはずですし、少しずつで良いので「そんな考えもあるよね」と受け入れ、受け流すようにしてみましょう。
シングルタスクのすすめ
マルチタスクの逆にシングルタスクという言葉がありますが、もしマルチタスクが止められないようでしたら、同時進行するのでなく例えば、時間で区切ってしまい、それぞれのタスク以外の事は考えないようにしてみるのも良いかも知れません。
私の場合は、4つのタスクを一日でやると決めた場合、ある程度それぞれのタスクに対する割り振り時間を決めてしまいます。
そのため、その時間は1つのタスクの事以外は考えないようにしていますので、集中力がアップしました。
考えすぎて、行動が移せなかったり、パフォーマンスが落ちて、仕事の効率が悪いという方は、是非とも試してみて下さい。
段取り八分のすすめ
特に完璧主義の方にオススメしたいのが、「段取り八分」という考え方です。
仕事は段取りで決まると聞いたことがありますよね??全体を10と考えた場合に、8割の準備が出来ていれば、仕事の進行に心配は無いというのが段取り八分ですが、逆に考えれば「ある程度の準備が出来ていればスタートするべき」と捉えることも出来ます。
高橋克明氏の著書「武器は走りながら拾え!」のタイトルどおり、完璧な状態を目指してからスタートでは遅いので、不完全でもとにかく出していく、出しながら改善していくというスタイルに切り替えてみてはいかがでしょうか。
深読み症候群をやめる6個のアイデア
今回、考えすぎて疲れる人の傾向や対策について、色々と調べる中で知った言葉が「深読み症候群」という言葉でした。
深読みしすぎて、疲れてしまう人の事を指すようですが、どうすれば深読み症候群を止めて、楽な気持ちで円滑な人間関係を築いたり、仕事を進められるか?のアイデアを6個用意してみました。
とことん悩んで悩み切る
性格的に難しいのであれば、とにかく悩み抜くのが良いかもしれません。
考えすぎてしまう自分の事は「嫌い」ではないはずです。いつも以上にとことん悩み、悩み抜くようにしてみてはいかがでしょうか。
考えている事を書き出してみる
頭で考えているから、なんだかモヤモヤしたり、引っかかる人も多いはずです。
考えていることを「言語化」するのも大事です、とにかく思った事をノートやメモ帳などに書きまくってみるのも良い方法です。
可能であればポストイットで書き出していくと、書き出した内容をあとで移動させて、集めて整理する事も出来ます。
(一人でブレーンストーミングを行うイメージです)
とにかくやってみる、行動する
考えていても、考えなくてもどちらの状態でも良いので、とにかく「動く」という事です。
動けばスピード感が出てきます。
考えることも「スピード感」のみに集中するのも良いかもしれませんし、行動するうちに解決策を見つけることが出来るかもしれませんので、とにかく行動しましょう。
違うことをやってみる
考え事をしている時って、だいたい「止まっている時」です。
あまりに考えすぎてしまう時は、趣味に興じたり、リラックスできる音楽を聞いてみたり、ウォーキングやエクササイズを行うのも良い法です。
とにかく、考え事から身を離すような行為を取るようにしましょう。
思い切って、他人に相談してみる
ここまでは自分で解決する方法ですが、思い切って「他の人に相談する」という事です。
自分では解決できない問題も、他人の経験で解決手段が出てきたり、もしくは解決手段を持っている人を紹介してくれるという事もあるかもしれません。
勇気のいる行動になりますが、いつまでも考え込んでしまい、先に進めないよりはマシですので、検討してみましょう。
瞑想(マインドフルネス)を日常の取り入れてみる
そして最後にご紹介したい方法ですが、人間の脳は構造上「悩んでしまう」特性があるので、どう頑張っても悩んだり、頭から離れないという事でしたら、いっその事そのままで構わないです。
その代わり、「今ここに集中」する瞑想と言われる「マインドフルネス」を毎日15分でOKですので、取り入れてみて下さい。
考えすぎるという状態は、もう少し正確に言えば
ですよね??
今現在、ここというのは正確に言えば「無い」のかもしれません。
瞬間、瞬間消えていくものですし、全ては過去か未来しかないのかもしれませんが、「未来の事を考えて下さい」と言われても起きもしない空想の事を考えるわけにもいきませんし・・
何より「空想」も過去の自分の体験や出来事から創り出されたものなので、未来すらも過去だと言えるのでは無いでしょうか?
マインドフルネスは、そんな過去の状態へアクセスしないように、「今ここ」をひたすら集中するようにする瞑想法です。
ただし、瞑想をしたからと言っても、問題が勝手に解決するわけでも無いですし、問題が改善するような奇跡が起きるという事もありませんので、一つだけ言いたいのは
という事です。
とにかく、瞑想をやってみる、やり続けた先に良いことがあったらいいなぁ・・くらいの感覚でも良いのかもしれません。
そんな継続した自分の行いの先に、奇跡があるのであって、マインドフルネスそのものに奇跡を起こす力はないと、私は思っています。
「それでも、何も打つ手なし・・」
とするより、きちんと自分の感情や思考をコントロールし、冷静さを取り戻す事が出来る手段の一つとして、マインドフルネスをはじめとする瞑想はおすすめです。
考えすぎて疲れる人の特徴や改善する方法 まとめ
考えすぎる人の特徴は、一言で表せば「人が良く、思いやりの心に溢れた人」だと言えます。
相手のことを思いやれる優しい人は、本来は神様はご褒美を与えて、考えすぎて疲れるような事にしないのが正しいあり方だと思うのですが、神様は良い人に対してこそ試練を与えるのでしょう。
考えすぎる人ほど、様々な経験をこなしてもらい、大きく成長する機会を与えてくれている。
そう思えば、少しは気が楽になるかもしれません。
また、それ以外にここでは考えすぎて疲れる方が陥りやすい深読み症候群に陥った時の改善法を6つ紹介していきましたので、自分自身で取り入れられるものがあれば、活用してみて下さい。
けっして、人生は難しく考えすぎず、まずは「行動してみる」事を意識し、人間関係、恋愛、仕事を円滑に進むために、当サイトの情報がお役に立てれば幸いです。