新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、各国ではロックダウンが取られたり、日本国内でも緊急事態宣言が発せられ、経済活動や集団行動に大きな制限が加わりました。
また、感染防止のため三密(密閉空間、密集場所、密接場面)を避けるため、ソーシャルディスタンスを継続したり、オンライン化やテレワークの加速化の流れも止まる事はありません。
そんな中で、これまでセミナーや授業をしていたコーチやコンサルティングの方が「オンライン講座」を作り、情報発信の場をオンラインへと変えつつあります。
一方で、これまでオンライン講座の作り方を学んだ事の無い方は、オンライン講座を作ろうと思っても、何から初めて良いのか分からないのが現状です。
この記事では、
- 2012年よりアフィリエイトと呼ばれるネットビジネスを開始。
- 最高月商500万をアフィリエイトやオンラインコンテンツ販売で売り上げた実績。
のある筆者が、オンライン講座の作り方やZOOMなどのプラットフォーム活用方法、動画配信の注意点、必要なアプリやサービスをまとめて紹介します。
オンライン講座の作り方その1 オンライン講座とは?
「オンライン講座」とは、大学や塾などの教育機関で導入が進むインターネットを使った講義を動画で配信するサービスの事を言い、無料のものもあれば、有料で配信されているものもあります。
有名なオンライン講座としては、
- Udemy(ユーデミー)
- Marketo University(マルケトユニバーシティ)
- gacco(ガッコ)
- MOOC(ムーク)
などが誰でも無料で授業を受けられたり、オンラインで学ぶ事が出来ます。
Udemy(ユーデミー)はアメリカ初のオンライン講座プラットフォーム
Udemy(ユーデミー)は、オンラインでプログラミングやIT技術、その他様々なサービスを受ける事が出来ます。
無料の講座だけでなく、有料の講座もあり、中には人気講師もいますので、自分で選んで勉強したい事だけに集中して取り組むのには最適です。
ベネッセコーポレーションが出資して日本でも拡がってきていますが、講座の価格瀬底は月額無料~2,400円の範囲で幅広い設定になっています。
Marketo University(マルケトユニバーシティ)はマーケティングを学ぶオンラインプラットフォーム
Marketo University(マルケトユニバーシティ)は、マーケテイングの知識やスキルを勉強できる講座が用意されています。
Marketo(マルケト)で結果を出している国内外問わず多種多様な業界、業種の成功事例を紹介したり、ノウハウや知識の共有も行なわれています。
gacco(ガッコ)は大規模公開オンラインプラットフォーム
gacco(ガッコ)は、NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアが運営する、日本初の大規模公開オンライン講座提供サイトです。
日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)が公認するだけあって、大学教授が授業をし、テストやレポートに取り組み全講義を受講したあとのテストに合格すれば、修了証を受け取れます。
MOOC(ムーク)は誰でも参加できるオンライン講座
MOOC(ムーク)は、Massive Open Online Coursesの略で、総務省が発表した「社会人のためのデータサイエンス入門」の講座が受けられるオンライン講座です。
統計データの活用、統計学の基礎、データの見方、公的データの入手とコースのまとめの4週間でコースは成り立っています。
大手企業や政府が推進するオンライン講座の一例でしたが、今後ますますオンライン講座は充実していきますし、オンラインコンテンツを提供できるようにならなければ、セミナーやコンサルティングを行ってきた業界の方々は、仕事が激減する可能性があります。
オンライン講座の作り方その2 オンラインコンテンツとは?
「オンライン講座」開設にあたり、肝になるのが「オンラインコンテンツを用意できるか」です。
コンテンツとは、情報の事を言いますが、授業なども立派なコンテンツですし、受講者向けに提供できる中身があるものは、無料であろうが有料であろうがコンテンツになります。
あなたの知識だったり、経験、スキルそのものが価値を持ちますので、それぞれの才能をいかし、コンテンツを製作し、インターネットを活用し、情報発信していきますが、オンラインコンテンツは主に
- テキストタイプ(文字)
- 動画タイプ
- ライブ配信タイプ
の3つの配信方法があります。
テキストタイプは、会員制サイトやPDFで配布される事が多い
オンライン講座のコンテンツ配信で、1つ目の「テキストタイプ」の配信は、パスワード管理をした会員制サイトで配信される事が多いです。
会員制のサイト内でテキストとして配布されたり、PDFのような形式にして配布するパターンもありますが、運営者のやりやすいスタイルで良いでしょう。
会員制サイトとして使いやすいのが、
- Facebookページ
- オンラインサロン
- WordPressなどを使った会員制サイトを自社で構築
いずれかの方法です。
動画タイプは、You TubeやZOOM配信でも可能
オンライン講座のコンテンツ配信で、2つ目の「動画タイプ」の配信は、古くはユーストリームでの配信も行われていましたが、今ではYou Tubeをはじめとする動画サービスを使って行う方が多いです。
ただし、You Tubeで配信する際には、「You Tubeの規約違反には要注意」です。
気付かないうちに規約違反を犯していたとなると、動画が削除されてしまう可能性がありますので、動画のバックアップは必ず持つように心掛けましょう。
そして今一番人気なのが「ZOOM」をはじめとするオンライン会議システムです。
また、オンライン飲み会で使われた事がある方もいらっしゃるかと思いますが、複数人で会議をするのに画面共有も可能ですし、会議の内容を録画しておく事も可能ですので、二次利用もしやすいです。
You Tube以外の配信システムで人気なのは、
- Vimeo(ヴィメオ)
- Veoh(ヴィオ)
- BuzzVideo(バズビデオ)
などが有名です。
ライブ配信タイプは、SNSやZOOMが便利
オンライン講座のコンテンツ配信で、3つ目の「ライブ配信タイプ」ですが、FacebookLive、インスタライブ、You Tubeライブなど各SNSではLIVE配信機能が充実しています。
SNSのLIVE配信は、フォロワー(チャネル登録者)が多ければ多いほど、ファン獲得にも繋がります。
ZOOMなどのオンライン会議システムも同じようにリアルタイム配信を行えますので、セミナーや授業をリアルに受ける事も出来ますので、人気の配信方法です。
オンライン講座の作り方その3 ZOOMなどのプラットフォーム活用方法
「オンライン講座」に必要なものはコンテンツと配信方法になりますが、ZOOMをはじめとするプラットフォームがなければ運営は困難です。
DMMオンラインサロンのように、システムの全てが充実したプラットフォームを用意しているサービスを利用すれば、オンライン講座はすぐにでも立ち上げは出来ますが、独自でオンライン講座を用意しようと思った場合には何が必要になるのでしょうか?
オンライン講座に必要な物としては、
- コンテンツを提供するためにオンラインで保存できるサーバー
- プラットフォームを会員制サイトで行うためのドメイン
- 各種配信に合わせたアプリやツール
この3つですが、それぞれの順番に解説していきます。
オンライン上にデータを貯められるサーバーの取得
1つ目の「サーバーの取得」ですが、一般的なものは月額数百円から数千円程度のレンタルサーバーを契約して使うのが一般的です。
データの容量などによってサーバーを選ぶ基準はありますが、サーバーダウンしない信用のおける会社を選んで下さい。
筆者のおすすめは、エックスサーバー(→ 公式サイトはこちら)です。
月額1,000円程度でありながら、オンライン講座を作るのに必要な
- 独自SSL化が無料
- WordPressなどのCMSのインストールも簡単、楽ちん
- サーバーの速度が速い
といったメリットも多いサーバーです。
会員制サイトを作るために必要なドメイン
2つ目の「ドメインの取得」ですが、サーバーはイメージで言えば大きなマンションのようなもので、ドメインは部屋になりますが、それぞれの部屋の中(ドメイン)に、データを入れていく事になります。
ドメインの取得は、エックスサーバーだとサーバー取得時に無料で1つ付いてきますので、わざわざ他社で契約する必要がありませんので、手続きも楽です。
会員サイトを作り、テキストや動画などのオンラインコンテンツをサーバー上に上げる際に、会員サイトを用意しますが、おすすめは「WordPress」です。
WordPressがサイト作成におすすめの理由は、こちらの記事で書いていますので、合わせて参考にして下さい。
→ 無料ブログよりワードプレスを初心者におすすめする理由、人気のテーマは?
各種テキスト、動画、LIVE配信に必要なアプリやツール
3つ目の「各種配信に必要なアプリやツール」ですが、
- SNS各種のアカウントを用意
- GMAILの取得
最低でもこの2つは用意し、プラットフォームとして活用できるように準備を行います。
SNSのアカウントは、
- You Tube
がありますが、Facebookに登録すればInstagramも登録が完了しますし、You TubeはGMAILがあれば、登録が可能です。
また、オンライン会議システムのZOOMは、GMAILの登録があれば、わざわざ登録しなくても大丈夫ですので、まずは2つ登録を済ませておきましょう。
Twitterに関しては、集客や広報のような拡散ツールで使う場合は、GMAILで登録しておくと登録ログインIDやパスワードの管理もしやすいのでオススメです。
他にも、ニコニコ動画、SHOWROOM、17ライバーといったライバー配信も最近では人気が出てきています。
オンライン講座の作り方番外編 決済サービスについて
「オンライン講座」を作る3つのステップと別の番外編として、最後に知って頂きたいのが「決済サービス」です。
無料で講座を提供するだけなら良いのですが、有料講座の場合は、月額制にするなり一括払いなど、料金の支払いを管理しなければなりませんので、クレジットカードや電子決済サービスを導入する必要があります。
有名な決済サービスだと、PayPal(ペイパル)などがありますが、決済サービスごとに手数料や導入条件が変わりますので、比較して自身のオンライン講座に合う決済サービスを導入するようにしましょう。
オンライン講座の作り方 ZOOMなど必要なアプリやプラットフォームにするのに便利なものまとめ
従来のビジネスモデルから、オンラインを活用したビジネスモデルへの移行は、今後ますます加速していきますし、自分自身のスキル、経験が誰かの役に立つ事はきっとあるはずです。
それらの情報やスキルをコンテンツとしてまとめ、オンラインで配信するプラットフォームを有効に活用する事で、オンライン講座が出来上がります。
また、オンライン講座をより突き詰めていくと、他のオンラインツールを組み合わせて使っていく事で、オンライン講座のビジネスモデル自体を自動化する事が出来ますので、数多くの受講者を受け入れられるようになっていきます。
ビジネスモデルの自動化については、自動化ビジネスのヒントを無料で配布していますので、参考にして頂ければと想います。