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マインドフルネスをビジネスに応用する企業続出!なぜ日本で市場規模が拡大しているの?

マインドフルネスは、瞑想やヨガといったメンタルトレーニングの一種で、アメリカでは心理療法でも使われたり、Googleをはじめとする超一流企業が社員や組織マネジメントのために採用されるほど注目されています。

日本ではメンタルトレーニングの市場規模は750万人を超えるとも言われていますが、主にヨガが人気ですが、最近では企業や一流パーソンの間でポーズを取らず、マットなどを敷かず、どこでも出来るマインドフルネスが密かにブームとなってきています。

今回、ビジネスパーソンになぜマインドフルネスがおすすめなのか?について、私が日々実践した体験とも合わせてお答えしていきます。

 

マインドフルネスとは何?

マインドフルネスとは

マインドフルネスとは、瞑想法の一つですが他と違うのがポーズに集中したり、呼吸に集中するのではなく「今ここに集中」する事にフォーカスした瞑想です。

今ここに集中と言われても、いきなり過ぎて分かりにくいと思いますので、もう少し具体的にすると、瞑想をする際に「五感を活用する」という事です。

五感とは、

  1. 視覚
  2. 聴覚
  3. 嗅覚
  4. 触覚
  5. 味覚

の5つの人間が持つ感覚ですが、五感で今感じるものをそれぞれ意識を向けて、瞑想を行います。

瞑想というくらいですから、呼吸を整えて、リラックスした環境が出来ますし、朝起きてすぐ、昼食を食べてから休憩時間に、寝る前になど、お好きな時間に好きなだけ行う事が出来ます。

マインドフルネスをやって頂くと分かるのですが、今ここに集中と言われても、他の事を考えてしまったり、時には眠ってしまうような事もありますが、眠ってしまったら効果がない・・とかそんな事もありませんので、ご安心下さい。

もし、雑念が湧いてきたり、眠ってしまったりした場合は、また「今ここに集中」し、自分の五感に意識を向けて見るようにしましょう。

例えば、

  • 目を開けてマインドフルネスをしているなら、何か見えるものがあればそこに集中
  • 聞こえる音があれば、音に集中
  • 触覚は、肌に触れる洋服や椅子に持たれている感覚、お尻の感覚や地面を踏みしめる感覚に集中
  • 嗅覚は臭いがあれば、例えば花の臭いなどに集中

といった感じでOKです。

Googleだけでない、マインドフルネスを導入する大手企業

マインドフルネス Google

アメリカのシリコンバレーでマインドフルネスは積極的に導入する企業が増えていますが、きっかけはGoogleが導入した事にありますが、他にも

  • Apple(アップル)
  • Intel(インテル)
  • Twitter
  • Nike(ナイキ)
  • マッキンゼー・アンド・カンパニー
  • ゴールドマン・サックス
  • Yahoo株式会社
  • Sansan株式会社
  • メルカリ

といった、アメリカや日本の一流企業でも導入が進んでいます。

また、ハーバード大学、コロンビア大学といったビジネススクールでも、カリキュラムとして採用されるほど人気があります。

それぞれの企業が導入した背景を少しお話すると、

たーくん

Googleは、世界を変えるような画期的なアイデアや誰も見た事のない新しいサービスや商品を生み出す創造力を求められるため、心身ともにフル回転させる事に対し、強いストレスを抱えて苦しむ社員もいたとの事で、マインドフルネスを採用したそうです。

Appleは、Googleと同じく社内に瞑想ルームを用意し、勤務時間中でも30分程度の時間を瞑想にあてる事が出来ますが、社員の創造力を刺激したり、エンジニアのパフォーマンスを上げるために採用したそうです。

ゴールドマン・サックスは、年収2,000万を超えるエリートビジネスマンが世界中から集結し、日々金融業界のハードな業務をこなしていますが、社員の健康プログラムにマインドフルネスの回復力(レジリエンス)を取り入れているそうです。

Yahoo株式会社は、企業内大学であるYahooアカデミアの中で、リーダ育成のプログラムにマインドフルネスを導入しています。Yahooではマインドフルネスではなく「メタ認知トレーニング」と呼ばれるプログラムになりますが、中身は一緒でメンタルトレーニングだけでなく、人材マネジメント能力の向上にも瞑想が活かされています。

Sansan株式会社は、Googleが開発したSIY(Search Inside Yourself)と呼ばれる瞑想プログラムを日本国内ではじめてマインドフルネスを全社に導入した企業として有名です。

新興企業であるメルカリも、本家IT企業に倣い、マインドフルネスを導入していますが、実は会社で導入したわけではなく、社内の自発的な部活動でマインドフルネス部を立ち上げ取り組んでいるとの事です。

 

どんな企業も、社員のメンタルヘルスやパフォーマンスの向上、組織マネジメントは常に課題を持っていますので、マインドフルネス一つ導入するだけで、

瞬間、瞬間、今この時に気付き、好奇心、思いやりの気持ち、ストレスフリーな気持ちが満ち溢れる

のであれば、費用はかからいので、今後も市場規模は大きくなっていくのでは無いでしょうか。

マインドフルネスはなぜビジネスで求められるようになったの?

マインドフルネスをビジネスパーソンが取り入れる理由は?

マインドフルネスはお金をかけず自己成長、自己啓発に繋がるトレーニングのため、企業からしても人財開発や組織力アップによる売上に貢献するビジネスパーソンを一人でも多く雇用するのに、コストをかけずに出来るのであれば、誰しもが導入したいと思うはずです。

マインドフルネスは、アメリカで最初に用いられたのはセラピーの分野、つまり医療に関連した分野でしたが、今では医療分野よりも一流の企業やビジネスパーソンにこそ必要だと認識されつつあります。

特に日本では、物が溢れかえり、手に入れたければお金を出せば手に入る時代となり、食べる事に困る事はありませんので、他人との差別化が難しくなってきています。

また、インターネットが登場し、iPhoneが生まれ、デジタル時代も進化し、いよいよ5Gの時代へ突入し、これからは家電などモノとネットが繋がるIOTやロボットなどのAIが活躍する時代へと突入していく事になります。

このような複雑な時代構造を「VUCA

  1. Volatility(変動)
  2. Uncertainty(不確実)
  3. Complexity(複雑)
  4. Ambiguity(曖昧)

と呼びますが、何が起きるか予測不能な時代でも、時代変化に即座に対応し、柔軟性や行動力のあるビジネスパーソンが生き残っていく事になり、そんな時代はすぐ目の前まで迫っています。

 

マインドフルネスのビジネスへの効用

マインドフルネスで思いやりを育む

マインドフルネスのビジネスへの効用ですが、

  • 個人
  • 組織やコミュニティ

それぞれへの効用があると言われていて、いずれもメンタルコントロール、チャレンジ精神向上、他人への思いやりといった「EQの向上」が期待できます。

EQとはEmotional Intelligence Quotientの略ですが、日本では「こころの知能指数」と呼ばれたりしますが、IQが知能指数として頭の良さを表す数値なのに対し、EQは仕事への取り組み姿勢や人間関係といった内面の状態を数値化します。

マインドフルネスは、一人ひとりが取り組む事で、感情のコントロールが上手くなり、マインドフルネスを行った人が集まり組織となれば、揉め事も少なくなり、相手を思いやった行動を取れるようになり、本来自分たちが結果をあげたい仕事にパワーを集中する事が出来るようになります。

組織の場合は、お互い感情コントロールが出来、思いやりを持った行動をする人が増えるため、共感力の高い意思決定を行う事が出来るのです。

マインドフルネスとプレゼンティズム

プレゼンティズムによるやる気低下

近年の日本では、健康経営の推進のため「プレゼンティズム」と呼ばれる指標がよく使われるそうです。

プレゼンティズムとは、疾病就業と呼ばれる状態で、企業の生産性を低下させる一員になります。

前述の通り、マインドフルネスを行うことで、個人のパフォーマンスを向上させ、仕事意欲の向上が期待されたり、マインドフルネスを行う個人が集合する事で、組織力もアップしていくため、プレゼンティズムが起こりにくくなります。

プレゼンティズムを計測する指標は、WHO(成果保健機関)で定められており、マインドフルネスをする前と後でプレゼンティズムを計ってみたところ、20%も改善が見られた事例もあるそうです。

実は、経済産業省はプレゼンティズムによる経済損失を算出するのに指標を使っており、一人あたり30万円に及ぶ経済損失がプレゼンティズムで生まれているそうです。

これらの損失を埋める事ができれば、それだけ日本経済は20%アップするわけですから、今後労働人口の現象でさらに落ち込むと予想される国内の経済力を外国人で賄うだけでなく、日本人の力によって埋めていく事が出来るようになるのでは無いでしょうか。

より詳しく、マインドフルネスの効用や医療分野での効果など詳しくまとめた記事がありますので、合わせてお読み下さい。
→ 【2020年完全保存版】マインドフルネスとは何?グーグルも採用するヨガとは違う奇跡の効果を科学的に検証してみた

瞑想が流行の現代!マインドフルネス以外のおすすめは?

マインドフルネスの可能性

現代社会はストレス時代のため、メンタルケアとして瞑想が流行っていますが、私が行っているマインドフルネスは、瞑想以外にも「今ここに意識を向ける」ように工夫をしています。

瞑想以外の方法では、

  • 呼吸に意識を向ける。
  • 五感に意識を向ける。

という方法ですが、その他に世界中では

  • ジャーナリング
  • リスニング

によるマインドフルネスを行う人もいらっしゃるようです。

私の場合ですが、呼吸に意識を向ける際には「丹田に集中」して瞑想を行う方法です。

丹田は、おへそのちょっと下あたりにあるツボの事ですが、そこに呼吸を集めるイメージでマインドフルネスを行います。

五感の活用については、前述しましたので、ここでは割愛します。

そして、ジャーナリングですが、「今思っている事をありのままに書く」という方法だそうで、とにかく何も考えずにひたすら書き続ける事で一切の評価はしません。

何かテーマを決めて、テーマに関する事を思いつくままに紙に書き続けるでもOKです、ジャーナリングをやった方とやらなかった方で再就職率が40%も変わったという例もあるそうなので、空き時間に試してみましょう。

イメージとしては「ブレーンストーミング」のようなもので、紙にひたすら書き出すという事と思えば、ビジネスパーソンには分かりやすいかも知れませんね。

最後のリスニングですが、ただ相手の話をひたすら聞き続けるというマインドフルネスだそうです。

いわゆる「傾聴」と呼ばれる手法ですが、相手の話を聞いた事に対して、何も評価や判断はしないという事が前提になります。

傾聴が上手になると、人間関係が構築しやすく、相手が受け入れてやすくなってきますので、身につけておいて損はないスキルですので、是非とも取り組んでみましょう。

 

マインドフルネスとビジネスの関係を知るのにおすすめの本

マインドフルネスがビジネスにいかに有用か?をもっと深く学びたいという方におすすめなのが「本を読む」事です。

私もマインドフルネスに関する書籍を何冊か読破しましたが、手っ取り早くマインドフルネスを学び実践するなら本がコスパに優れていますし、手軽に学べます。

セミナーや研修会に参加するという事も出来ますが、マインドフルネスもやり方はとても簡単ですし、すぐにでも始めたいという事でしたら、以下の2つの本を手にとって頂くのをおすすめします。

1つ目ですが、「Googleのマインドフルネス革命」です。

Googleのマインドフルネス革命

私のマインドフルネス思考の原型を作ったのは、この本だと断定しても良いほどの良書です。

Googleの人財開発部門のビル氏が監修していますので、Googleで行われている実例などを紹介し、実践的な本です。

 

そして、もう1冊が「世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」」です。

検索結果 ウェブ検索結果  世界のエリートがやっている 最高の休息法

こちらの本は、精神科医による著書ですが、難しい文献などはなく、とても分かりやすくマインドフルネスについて知ることが出来ます。

マインドフルネスという分野に関わらず、脳科学の見地から瞑想の可能性を見ることが出来ますので、とても良書だと思います。

 

あとは、読んだことがないので紹介だけになるのと、マインドフルネスというより脳の休息という視点で興味がある本が

「マインドフ西野精治のスタンフォード式 最高の睡眠」です。

YouTuberの中田敦彦さんもチャンネル内で紹介しており、面白そうだなと思っていて、暇があれば読んでみたいなぁと思います。

 

マインドフルネス今後のビジネスモデルはどうなる?

マインドフルネスがビジネスモデルを拡げる可能性

マインドフルネスの可能性をここまでのお話でも十分理解いただけたと思いますが、今後マインドフルネスはさらに多くの企業、フリーランス、個人事業主が導入していく事になるでしょう。

私個人としては、瞑想やマインドフルネスが日本の文化となればと思うのですが、日本では瞑想に対しても「怪しい」だったり、「効果がない」と受け入れない方々が多いのも事実です。

しかし、どのような分野でもいわゆる「80:20の法則」が働くと思っていますので、どんなに素晴らしい事であっても20%の方は絶対に反対するという事も分かっています。

そのため、日本で普及が最大限に拡がったとしても、人工の80%8,000万人前後かなと思っています。

前述の通りヨガを合わせて瞑想は日本での実践者は750万人を超えている日本の市場規模感ですが、まだまだ最大で10倍に拡げる事が出来る可能性がある市場です。

また、マインドフルネスを通して、感情コントロールが上手くなり、EQの高まりで個人の成長が見られ、プレゼンティズムがない企業、組織力がつけば、最終的には「世界平和」へと繋がるのでは無いか??とGoogleのマインドフルネス革命でも紹介されていました。

最終的には、争いのない平和な世の中が、もしマインドフルネスを通して出来るのであれば、とても素晴らしい事だと感じませんか?

私は、書籍を独学で呼んだり、マインドフルネス関連のセミナーに参加する中で、マインドフルネスの可能性は十分に世界平和に繋がると感じましたし、正しく拡がっていく事を望んでいますので、こうやってマインドフルネスの可能性を定期的に情報発信させて頂いています。

人類の発展、世界平和のために、マインドフルネスを日本の文化に
を合言葉に、日々マインドフルネスを続け、定期的に情報発信もしていきたいと思いますので、引き続きお付き合いお願い致します。
 私のマインドフルネス継続談です。