インターネットが世の中に出現したのが1960年代のパケット通信がはじまりと言われますが、日本でインターネットをはじめとするWEBツールを活用し、マーケティングし始めたのは1990年代からです。
様々なWEBツールを使ってマーケティングする事で、
まで全てを自動的に行うことが可能なため、オンライン上で全て完結できるように仕組み化する事も可能になります。
また、年商1,000万、年商1億と伸ばす企業も多くなり、中には東証一部やマザーズへ上場するような会社も出現した事でWEBマーケティング業界は注目を集め、今日では多くの企業がWEBマーケティングを戦略的に使い始めています。
弊社でも、10年勤めた東証一部上場企業を2012年3月で退社し、WEBマーケティングに関して約8年ひたすらに学び、実践し続け、様々なWEBマーケティング施策・手法を駆使して、自社の売上やコンサルティング企業の売上に寄与してまいりました。
この記事では、「WEBマーケティングの11の施策と仕組み」をメリット、デメリットと併せて徹底的に解説しています。
長文となりますが、2020年におけるWEBマーケティングの全てをここにまとめる事が出来たと自負しておりますので、是非とも参考にしていただき、読者様のWEBマーケティングに関する見識が深まれば幸いです。
WEBマーケティングの歴史
1993年の郵政省の商用利用を許可したのを皮切りに、1996年には商用検索のポータルサイト「Yahoo! JAPAN(ヤフー・ジャパン)」、1997年にはインターネットショッピングモール「楽天市場」が登場し、日本ではWEBを活用したマーケティング手法が広がりを見せ始めます。
1990年代のWEBマーケティングは、画像やアニメーションで表現されるバナー広告がメインで、アクセスの多いページにバナーを掲載し、認知を高めたり、クリックを誘発し商品購入まで進める施策で「WEBマーケティング1.0」と呼ばれる時代です。
2000年代に入るとGoogleが誕生し、検索エンジンが進化し、WEBマーケティングに応用されリスティング広告といった課金型も広告出稿もはじまり「WEBマーケティング2.0」と呼ばれる時代です。
また、2000年代は検索エンジンの進化と同時に、様々なブログサービスやホームページビルダーのようなCSM(コンテンツサイトメーカー)も登場し、検索エンジンと連動したWEBマーケティングの施策が主流になっていきます。
その後、2010年前後からスマートフォンの登場で、様々なSNS(Twitter、Facebook、Instagram、LINEなど)が流行し、個人でも情報発信を容易に行うことができ、「WEBマーケティング3.0」と呼ばれる時代に突入します。
そして、2020年現在WEBマーケティングは、各種SNSやブログ、ホームページといった画像やテキストだけの情報発信に留まらず、You Tubeをはじめとする動画やLIVE配信が可能な、バイラルメディアを最大限に活かした「「WEBマーケティング4.0」の時代になりました。
WEBマーケティングが重要視され始めた理由
インターネット以前のマーケティングは、テレビや新聞広告といった「マスメディア」を使った施策・手法が主でしたが、マスメディアは一本あたり数千万円する制作費や放映費がかかるため、大企業などある程度資金力がなければ利用出来ないため、個人でメディアを持つ事はとても無理でした。
しかし、インターネットが誕生し、進化していく中でWEB広告が進化しただけでなく、ブログやホームページを使って自ら情報発信が出来る、個人でもメディアを低コストで持つ事が可能です。
例えば、Facebookを使った広告の場合、一日100円程度の予算から広告を掲載する事も可能です。
このように、WEBマーケティング業界は2020年現在、マスメディアを超える事も可能だと見えるわけですが、マスメディアを超える裏付けとしては、電通がまとめたデータによると、
図の通り、2020年にはインターネット広告費がテレビなどのメディア広告費を追い抜く事が予想されています。
また、You Tubeの広告収益を公開したデータでは
47億1700万ドル(約5,200億)と前年対比30%アップと伸び続けています。
この事からも、これから先もWEB広告業界が伸び続けるのは間違いありませんし、逆を言えば、これから先はWEBマーケティングを取り入れない企業のマーケティングは衰退する可能性すらあるという事が裏付けされているのでは無いでしょうか。
WEBマーケティングを導入するメリット
WEBマーケティングと一言に言っても、様々な施策がありますので、個別の施策のメリットやデメリットについては後述しますが、どのWEBマーケティングでも共通して言えるメリットは、
- 細かなターゲティングが可能になった。
- PDCAを回す速度が速くなり、結果が出るまでの時短が可能になった。
- 初期費用、管理、維持費用が圧倒的に抑える事が可能になった。
- マーケットは全世界のため、日本に留まらず全世界へ発信が可能になった。
- 在庫を持たなくても、他人の商品やサービスでも紹介し、ビジネスを興す事も可能になった。
- SNSなどと組み合わせる事で、バズったり拡散し、一気に認知をさせる事が可能になった。
などといった、様々なメリットがありますが、それぞれのメリットをもう少し深堀りして解説を加えておきたいと思います。
WEBマーケティング導入のメリット その1 細やかなターゲティング
1つ目の「細かなターゲティングが可能」という点ですが、インターネットの世界は「ビッグデータ」で成り立っています。
検索エンジンでも、広告の配信でも、各SNSでも、動画を配信するにしても、日々利用するユーザーの年齢、性別、地域、家族構成、趣味嗜好などを分析し、AIを使ってマーケティングに応用していますが、我々個人でも同じようにビッグデータを活用する事が出来るようになっています。
例えば、女性向けのサービス、40代の方に需要がある事がわかっていれば、40代だけに絞った女性向けのサービスを広告で配信する事も可能ですし、検索エンジンでもSEO対策(後述します)でターゲティングする事も可能です。
WEBマーケティング導入のメリット その2 結果まで時短が可能
2つ目の「PDCAが早く、時短で結果を出せる」という点ですが、例えば広告を配信する場合は最短即日からターゲットへ配信する事も出来ますので、データを見ながらPDCAをすぐに進めることが出来ますので、結果が出る最適化までの時間が短く済ませる事が可能です。
WEBマーケティング導入のメリット その3 圧倒的なコスパ
3つ目ですが、「初期費用、管理維持費用が圧倒的に安い」ですが、例えばホームページやブログを持ちたい場合は、ドメインやサーバーといったシステムを揃えるにしても、年間で1万円もあれば十分ですし、ameblo、はてなブログ、Seesaaブログ、FC2ブログなどといったブログサービス会社と有料契約をした場合でも、1万円もあれば十分です。
また、ネット回線を自宅に引く、テザリングでネットに繋ぐなどでパソコンさえあれば、WEBサイトやブログを更新する事も可能ですしSNSに関して言えば無料で利用が出来ます。
店舗を出す事を考えれば、圧倒的にコストを抑えて店舗の広報や集客を効率よく行う事が可能です。
WEBマーケティング導入のメリット その4 世界中に見込み客が
4つ目の「全世界に発信が可能」についても、今までは店舗を中心にしたマーケットしか無理でしたが、今の時代は店舗があっても、店舗がなくても極端な例ですが、全世界に情報を発信することが可能になっています。
SNSでも、WEBサイト、ブログでも、全世界の人がアクセスすれば、いつでも見る事は可能ですし、しかも無料で発信もできるので、個人でも導入しやすく参入障壁が下がってきています。
WEBマーケティング導入のメリット その5 在庫を持たずに商売可能
5つ目は「在庫なし、他人の商品の紹介も可能」についてですが、後述しますがアフィリエイトと呼ばれるWEBマーケティング手法を使えば、自分で在庫を持たずに、他人の商品やサービスを紹介し、収益化する事も可能になります。
従来は店舗を持ち、仕入れし、販売するのが一般的でしたが、WEBマーケティングを使えば、ネット上で在庫を持たずにビジネスを興す事、副業を持つ事も可能です。
WEBマーケティング導入のメリット その6 SNSならではの拡散力
6つ目ですが「SNSなどで拡散が容易」ですが、Twitter、Facebook、Instagramでバズらせると、一気に不特定多数まで情報を拡散させる事が出来ますし、バズらなくても、自分自身の商品を定期的にSNSで配信する事も容易です。
しかも、SNSへの配信は無料で使うことも出来ますので、起業し始めた方や資金繰りを考えて低コストで集客や認知させたいという場合に有効なWEBマーケティングの方法です。
一例を挙げると、2011年の東日本大震災が起きた際にSNSは大活躍したのですが、Twitterで「私の母が、子供たちと気仙沼の公民館に取り残されている」というメッセを受け取った東京都の副知事をしていた猪瀬直樹氏が、内容を精査し救助に向かったところ、公民館には446名もの避難者がおり、全員を救助する事が出来ました。
SNSではデマ情報も拡散が早く、内容の信憑性というところで担保するのが難しいところはありますが、気仙沼の公民館の事例のよな使われ方がされれば、情報が瞬時に拡散され、必要な方や問題を解決できる方に繋がる事も出来るので、大変重宝されています。
WEBマーケティングを導入するデメリット
WEBマーケティングを導入するメリットはたくさんありますが、とは言えWEBマーケティングに弱点がないわけではなく、導入にあたりデメリットや向いていないケースというのもいくつかあります。
WEBマーケティングに向いていない、デメリットですが、
- リーチできない層が確実にいる。
- マスメディアに比べてクリエイティブの質が低い。
- 担当者頼みなところがある。
上記の3つが主に挙げられます。
WEBマーケティング導入のデメリット その1 リーチできない層の存在
1つ目の「リーチできない層がいる」についてですが、一番分かりやすい例で言えばネットを使わない層がいるという事です。
WEBマーケティングは、ネットに接続して商品やサービスを訴求する事が出来る手法のため、例えばテレビ通販オンリーの方、パソコンやスマホを持たない方に対しては、そもそも訴求する事が無理です。
WEBマーケティング導入のデメリット その2 クリエイティブの質
2つ目の「クリエイティブの質が低い」についてですが、マスメディアであれば制作費があるので、大規模なセットを用意したり、芸能人を起用して見映えも良くする事が出来ますが、WEB広告業界の場合、画像や動画編集をプロの手で行った場合でも、画像、テキスト、動画などクリエイティブの質でマスメディアを超えるのは至難の業です。
3つ目の「担当者頼みなところがある」についてですが、WEBマーケティングは経験がモノを言う世界で、自分自身のスキルはどんどん上がっていきますが、スキルを上げても担当者が居なくなれば、マーケティング自体が出来ないという事も往々にしてあります。
また、すぐにマスター出来るスキルではないので、ある程度の養成時間が必要だったり、案件次第で切り口が変わったりするので、安定した成果を残し続けるためには、担当者頼みにならないディレクションを考える必要があります。
WEBマーケティングの将来性
WEBマーケティングを導入するメリットとデメリットについて、ここまでまとめてきましたが、WEBマーケティングの将来性やマーケットが悲観的であれば、わざわざ導入する必要はありませんが、今後10年、20年とマーケットの拡大が続くのであれば、WEBマーケティングを取り入れる方が良いでしょう。
では、WEBマーケティングの将来性はどうなのか?という点ですが、ポイントは3つで
- 5Gの普及
- AIやIOTの浸透
- ビックデータを活用したビジネスモデルの浸透
が、世の中でますます進む事で、マーケットの将来性が高まっていきます。
日本政府が発表した「AI戦略2019」の基本的な考え方によれば、日本の未来の経済基盤をAIの分野が牽引していくだろうと考え、教育改革や研究開発が盛んに行われており、今度予算も増やしていく事が明白です。
世界的にも日本だけ見ても、WEB業界がますます進化し、経済活動の中心となる事は間違いありません。
また、5Gが本格的に普及する事で、動画などのデータ送受信、閲覧が軽くなりますので、ますますYou TubeやLIVE配信を使うマーケティングが普及する事が予測が可能なため、WEBマーケティングの市場は拡がると確信しています。
WEBマーケティング会社の求人や年収は?
WEB広告業界のマーケットが急拡大しており、将来収益をどんどん伸ばす企業が今後続々と増えていくと思われますが、すでに東証一部上場やマザーズへ上々している企業もありますので、将来性豊かな会社が多いのも事実です。
一例を挙げると、ZOZOTOWNやメルカリ、バリューコマース、アクセストレード、レントラックスといったASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)の会社まで、様々な業種で上場しており、社会的にも信用度が高い会社として知られています。
では、WEB広告業界の求人や年収はどれくらいなのだろう??という方向けに、相場感をある程度の目安として紹介しておきたいと思います。
新卒採用 | 300万~400万 |
中堅社員 | 400万~700万 |
リーダー | 500万~800万 |
マネージャークラス | 600万~1000万 |
独立 | 青天井 |
サラリーマンでWEBマーケティング会社に就職した場合、大体の目安が表の通りになりますが、他の業種と年収に大きく違いがあるか?と言えば、そこまでの差異はないと思います。
しかし、WEBマーケティング業界で仕事をする価値という点で言えば、
- 戦略的なマーケティング思考が身につき、どんな業種でも応用可能。
- WEB関連の知識やスキルが飛躍的に伸びる。
- 在宅で仕事する事も出来る事もある。
- 他業種にはない福利厚生(フレックスタイム制など)が与えられる。
など、将来身につけておいて損はないスキル、働く環境が整っている会社が多いので、年収ややりがいも大事ですが、将来どんな事があってもブレない王道のマーケティング力を身につけるのであれば、WEBマーケティング会社への就職はオススメです。
WEBマーケティングの施策11選 それぞれのメリットとデメリット
それでは、ここからはWEBマーケティングの具体的な施策を11個のモデルを紹介し、併せてメリットとデメリットについてもまとめていきます。
WEBマーケティング施策その① SEO
1つ目の「SEO」ですが、Search Engine Optimizationの頭文字を取った略語で、日本語訳では「検索エンジン最適化」と呼ばれるWEBマーケティング施策です。
検索エンジンとは、YahooやGoogleなどの検索ポータルサイトで、インターネット上の情報を検索できるようにシステム化したものですが、検索エンジン最適化(=SEOと今後呼びます)は、オーガニックな検索順位に対し、特定のキーワードで上位表示をさせる事でWEBサイトのアクセスアップを狙うスキルや思考などの総称です。
同義語として、ウェブポジショニングやサーチエンジンマーケティングがありますが、ほとんどSEO対策の一言に集約される事が多いです。
また、全世界の検索エンジンのシェア率は、
Yahoo | Bing | その他 | |
92.04% | 2.67% | 2.39% | 2.90% |
と圧倒的にGoogleが支配していますので、SEO対策と言えば、Googleの検索エンジンに対する最適化を行う施策全般だという意味で捉えて頂いても問題はありません。
SEOを行うメリット
SEOを行うメリットをここでまとめておきたいのですが、一番のメリットは「WEBサイトの検索流入数が増える」という事です。
キーワード検索数チェックツール「aramakijake.jp」のデータになりますが、WEBマーケティングというキーワードで検索した場合の月間予測検索数ですが、1位を獲得すれば、GoogleとYahooを併せて3700ほどのアクセスを獲得する事が出来るのに対し、2位以降のアクセス数は1049件と1/3と大幅に落ちます。
さらに、1ページ目の境にあたる10位と11位では、二桁台に落ちるなど大きくアクセス数に落ちますので、検索順位が少しでも上にある方が、月間のアクセス数は増えていくという事は明らかですので、SEO対策による効果は大きいと言える裏付けになります。
また、後述するリスティング広告は広告費をGoogleやYahooに支払って、有料で広告掲載する施策なのに対し、SEOに関しては検索エンジンは無料で使えるので、無料で行えるという点ではコストはかからないのはメリットの一つになります。
さらに、SEOはユーザーが求める情報をダイレクトに検索窓に入力をしてきますので、検索ユーザーのモチベーションが高いという事が言えます。
モチベーションが高いというのは、検索ユーザーが探している情報を見つけられれば、行動に移しやすいという意味です。
例を挙げると、「WEBマーケティング」だけで情報を探しているユーザーさんと、「WEBマーケティング 求人」で検索しているユーザーさんの月間検索予想数は
「WEBマーケティング 求人」の方が、圧倒的に少ないですが、求人情報を探しているユーザーからすると、知りたい事が明確になっていますので、検索したサイト内に自分に合った求人情報があれば、申し込みする事が考えられます。
このように、SEO対策をしっかり行う事で、無駄なアクセスを集めず、効果的な集客、教育を行う事も可能となります。
SEOを行うデメリット
SEOを行うデメリットですが、一番のデメリットは「時間がかかる」という点です。
SEO対策の指標となる項目は様々ありますが、一つの指標として運用歴やドメインパワーを見ているとも言われますので、昨日作ったWEBサイトが翌日に検索上位に表示されるというのは、滅多なことがない限り難しいです。
SEO強者の方に言わせれば「いやいや、簡単に上位表示するよ」と言われるかもしれませんが、いったん上位表示しても、数カ月後に検索順位が落ちているという事では、長期的スパンで見るとビジネスが不安定になりますので、あまりメリットがないと思いますし、多くのSEO対策をされている方たちの意見は、早くても3ヶ月、6ヶ月後に結果が出てくるというのがほとんどです。
また、確実に成果を上げられるという保証はゼロです、セオリー通りのSEO対策をしても、Aというサイトで結果は出ても、Bというサイトで結果が出るとは限りませんし、狙ったキーワードで上位表示させたい場合でも、上位表示しているサイトが強い場合は、どれだけ正しいSEO対策をしても追い抜くことが出来ないケースも多いので、不確実性があるという事は、デメリットだと思います。
さらに、Googleは年に2、3度大きなアップデートと呼ばれるアルゴリズムの変更を行い、検索順位を入れ替えする事があります。
現時点で最適なSEOが出来ていても、アップデート後に合わないSEOであれば、上位表示したサイトの順位が下がり、アクセスが激減する事は良くあります。
アップデートをいくつか挙げると、
- 不正にリンクを張り巡らし、大量の自作自演によるリンクでSEO対策を行うWEBサイトに対しペナルティーを課すペンギンアップデート
- 低品質なコンテンツで作られたWEBサイト、他のサイトをコピーして作られたWEBサイトにペナルティーを課すパンダアップート
- 検索キーワードの意図を理解し検索の背景や文脈を理解した検索結果を表示させるようにしたハミングバードアップデート
など、Googleのアルゴリズムは年々進化し、検索ユーザーの意図を満たす検索順位を表示を目指して、年々Googleのアルゴリズムは進化していますが、逆を言えば意図を満たせないサイトの順位は大きく変動する事になりますので、アップデートによってSEOの順位が安定しないというのはデメリットの一つです。
SEOに必要な施策は大きくわけて2つ
では、実際にSEOを行うには何から始めるのか?ですが、SEOには「内的SEO」、「外的SEO」と呼ばれる2つに分けられます。
まず、内的SEOについてのポイントですが、
- E-A-T(専門性・権威性・信頼性)のあるWEBサイトかどうか。
- 独自性、付加価値、誇張されていない記事かどうか。
- 検索クエリとの関連性があるかどうか。
この3つになりますが、1つ目のE-A-TはExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)の3つの頭文字を併せたものですが、WEBサイトを作成する際にはE-A-Tを意識した製作を意識する必要があり、2つ目のポイントにも繋がりますが、外注記事を使わず、他のWEBサイトと差別化できる読んだ読者に付加価値を与えられるものである事が求められます。
この後にお伝えする外的SEOで「被リンクの獲得」は重要なSEO対策ではありますが、Googleのゲイリー氏はE-A-Tに関して「権威のあるサイトのリンクと言及が評価される」と語っている通り、リンクが無くても権威性で評価されるサイトもある事を示しています。
そして3つ目ですが、検索クエリ=検索キーワードとコンテンツの関連性ですが、ユーザーの悩み、ニーズが表れる検索キーワードとマッチングしたコンテンツかどうかをチェックしておく必要があります。
続いて、外的SEOについてのポイントですが、
- 被リンクの獲得
- 集客経路の分散
この2つがポイントになりますが、1つ目の被リンクの獲得ですが、他サイトからバックリンクを獲得する事でサイト評価が高まるのですが、悪質なリンク獲得は先程も書いた通りペナルティの対象となる事もありますので、その点は留意ください。
また、集客経路の分散についてですが、オーガニックサーチ(自然検索)だけでなく、その他にも複数のSNSからの流入だったり、分散している方が良いと経験上感じています。SNSには自分のファン層も多くいらっしゃると思いますので、ファンに共感を得られるコンテンツの製作を心がけましょう。
WEBマーケティング施策その② リスティング広告
2つ目の「リスティング広告」ですが、GoogleやYahooに課金して広告を掲載するWEBマーケティング施策です。
画像は、WEBマーケティングで検索した際のGoogleとYahooの検索結果を表示したものですが、「広告」と書かれているのが、リスティング広告で出向している広告になります。
リスティング広告のメリット
オーガニックな検索順位よりも上位に表示されるので、検索ユーザーのモチベーションが高いので、広告出稿者が集めたい濃い属性の検索ユーザーを集客する事が可能です。
また、出稿すれば審査の時間はありますが、最短即日から集客を始める事ができますので、SEOと違って即効性があるという点がオススメです。
資金力がある方に向いているWEBマーケティング手法で、SEOは不確実性があるのに対し、広告費を払えば上位表示させる事が出来ますので、確実性が高いという点もメリットです。
リスティング広告のデメリット
一方で、リスティング広告のデメリットですが、一番のデメリットは「広告が止められてしまうと集客が止まる」という点です。
WEBマーケティングは持続・継続的に行われなければ、ビジネスモデルを維持する事が出来ませんが、予算が出せず広告を止めたり、広告審査に引っかかり止められたりすると、集客はピタリと止まってしまいます。
また、SEOで集められる検索ユーザーよりも「検索ユーザーの質が落ちる」という点もデメリットです。
検索キーワードによって質が変わるので一概には言えませんが、とりあえず広告でもオーガニックな検索でもクリックするような方だったり、他の情報やサービスと比較検討をせずに申し込みするような属性(=ITリテラシーが低い方)が集まりやすい傾向にあります。
どちからと言えば、SEOで検索し、比較・検討した検索ユーザーの方が、成約後の顧客単価が高い傾向があるのは、経験則として言えます。
WEBマーケティング施策その③ AD広告
3つ目ですが「AD(アドネットワーク広告)」についてですが、GoogleやYahooの広告ネットワークに配信するWEBマーケティング施策です。
Googleは「Google AdSense」、Yahooは「Yahoo! ディスプレイアドネットワーク(YDN)」と呼ばれるアドネットワークのプレーヤーが用意されています。
例を挙げると、上記の画像はYahooのトップページになりますが、モザイクで消した部分に様々な企業などが広告を掲載できるようになっていて、この広告はYDNを使って広告代理店(運用者)が出しているという事になります。
広告配信面の一例ですが、
とYahooやGoogleが運営するシステムや提携する外部サイトに広告を配信する事が可能です。
アドネットワークの特徴として、SEOやリスティング広告が「顕在層向け」なのに対し、アドネットワーク広告が「潜在層向け」のWEBマーケティング手法だという事です。
もう少しわかりやすく言いますと、SEOやリスティングの場合は、検索ユーザーは「満たしたい検索意図」がありますので、悩みが分かった状態で検索します。
例えば、大阪市北区で美味しいラーメンを探しているのであれば、「大阪市北区 ラーメン おすすめ」や「大阪市北区 ラーメン 人気」と調べたりする事が考えられます。
一方、アドネットワーク広告ですが、先程のYahooのトップページやブログなどに何気なく広告が掲載されているだけで、ユーザー自身は今すぐに解決したい悩みでない事がほとんどです。
アドネットワーク広告は、過去のユーザーが検索したデータやビックデータを分析して配信されるため、直接的な悩みを解消する術ではなく、潜在的な悩みに訴えかけるWEBマーケティング手法だと言えます。
アドネットワーク広告のメリット
アドネットワーク広告のメリットですが、Googleの場合ですが、Google AdSenseを通して間接的にブログやWEBサイトへ親和性の高い広告を掲載することが可能です。
また、Google AdSenseは、Googleが提供するコンテンツ連動型の広告配信のサービスで、ブログ運営者は広告を掲載した分手数料を得ることができるので、winーwinの関係を築くことが出来ます。
弊社のブログにAdSense広告を掲載しているのですが、上記のように広告が配信されるのですが、Googleの方でユーザーに合わせた広告の配信を最適化してくれるので、こちらで固定した広告を掲載するわけでないためのがメリットの一つです。
リスティング広告と同じで課金制なのでGoogleやYahooにお金を支払えば、広告を出稿する事も可能なので、SEOに比べて確実性が高いのもメリットと言えます。
また、リスティング広告に比べて、リーチが広く、クリック単価が低いのもメリットです。
リーチが広いのは、先程の広告配信面を見て頂いても分かる通り、SEOの検索キーワードだけでなく、様々な媒体への出稿が可能になりますので、市場のパイが圧倒的に広くなりますので、必然的にSEOやリスティングに比べるとリーチが大きくなります。
アドネットワーク広告のデメリット
アドネットワーク広告のデメリットですが、一番のデメリットは「マーケティング思考やLPの工夫が必要」という点です。
言葉が悪いですが、SEOやリスティング広告は狙ったキーワードで上位表示させていれば、ある程度成約が期待されますし、LPもある程度の説明が書かれていれば、検索ユーザーの意図を満たす事も出来ますが、アドネットワーク広告を使う場合は、そもそもニーズや悩みが潜在的なユーザーなので、LPで「自分ごと化」しない限り、成約させる事は難しいので、成約させるためにはどうすれば良いか?から逆算してWEBマーケティングを組み立てる必要があります。
とは言え、ブランディングを浸透させたり、広い市場があるという点でアドネットワーク広告を上手く使えば、成果を上げることは可能ですので、有効なWEBマーケティング手法と言えます。
WEBマーケティング施策その④ リターゲティング広告
4つ目ですが「リターゲティング広告」ですが、リマーケティング広告と呼ばれたりしますが、簡潔に言えば「追尾型の広告」を使ったWEBマーケティング施策です。
先程のリスティング広告、アドネットワーク広告でもリターゲティングを設定する事も出来ますが、検索ユーザーが見たサイトのデータを溜めておき、別の配信面に追尾して広告を掲載する事が出来ます。
例えば、求人サイトのインディードを見てWEBマーケッターの職を探していたところ、一旦検索をやめてSNSやブログなどを見た時に、Facebookやブログなどにインディードの広告が掲載される事があります。
仕組みとしては、Cookie(クッキー)と呼ばれるブラウザに保存されたデータを用いて、追尾する事になります。
リターゲティング広告のメリット
リターゲティング広告のメリットは、何と言っても「成約率が高い」という事です。
自分が検索していたサイトですから、何かしら検索する意図があったのですが、意図を満たすための行動を途中で止めているだけで、ニーズを満たしていない可能性が高いので、追尾する事で購入に繋がる確率が飛躍的に上がる事があります。
また、リターゲティング広告もリスティングやアドネットワーク広告と同じでお金を払うことで掲載が可能ですので、確実性という点ではSEOよりも担保されますし、即効性があるのは他の広告と同じです。
リスティング広告のデメリット
一方、リターゲティング広告のデメリットですが、ある程度の「データを溜める必要がある」という事です。
リマーケティング広告は、自社サイトにデータを溜めなければCookieを獲得する事が出来ませんので、データが溜まるまで少し時間がかかかります。
また、ユーザーは広告に追尾されているので、不快に感じる人が中にはいる可能性があります。
補足ですが、Yahooが提供するサービス「サーチターゲティング広告」ですが、同じ追尾型のWEBマーケティング手法ですが、YDNの一種で設定する事が可能ですが、こちらも検索したユーザーをターゲットにした追尾になりますので、リターゲティング広告の一種と言って良いかと思います。
サーチターゲティング広告の場合は、Yahooにあるデータでリタゲしますので、データを溜めていなくても広告を出稿する事が可能なので、とても便利です。
WEBマーケティング施策その⑤ Googleマイビジネス
5つ目ですが「Googleマイビジネス」ですが、Googleの検索エンジンで提供されるサービスで、Google Mapsと連動したWEBマーケティング施策です。
画像はGoogleで「大阪市北区 ラーメン おすすめ」で検索した結果ですが、Googleマイビジネスに登録した店舗やサービスが地図上に表示されます。
しかも地図だけでなく、Gmailがあれば口コミの評価を登録する事が出来たり、商品やサービスを紹介するページ、写真、テキストなどを作成することが可能です。
Googleマイビジネスでは、所在地、営業時間、ユーザーが投稿した写真など、様々な情報が掲載されますので、ホームページがなくてもマップ情報で上位表示される事も十分あり得ます。
ちなみにGoogleマイビジネスで掲載される順位の最適化についてMEO(Map Engine Optimization)と呼び、SEOと並んでMEO対策で上位表示させる事も可能です。
Googleマイビジネスのメリット
Googleマイビジネスのメリットは、なんといっても「無料でSEOよりも上位表示が可能」という点です。
特に地域密着の地域名との掛け合わせる検索キーワードは、GoogleはMEOに力を入れている事もあって、上位表示させやすい傾向が見られます。
スモールビジネスと呼ばれる地域密着型の店舗をお持ちの方はやらない理由が見つからないほど、絶対にやった方が良いWEBマーケティング手法です。
Googleマイビジネスのデメリット
一方で、Googleマイビジネスのデメリットですが、「悪い口コミを管理出来ない」という点です。
ユーザーが投稿する口コミですが、掲載するかこちらで承認制にする事も可能ですが、良い口コミばかりにするのは正しい評価とは言えないので、Googleマイビジネスを行う上でマイナスに働く可能性も考えられます。
もちろん、自社のサービスや商品に自信を持っているのであれば、そもそも悪い口コミは出ないだろう!という前提で、Googleマイビジネスを推進するのは良い事だと思います。
WEBマーケティング施策その⑥ SNS広告
6つ目ですが「SNS広告」ですが、各SNSに広告を配信するWEBマーケティング施策です。
主な媒体ですが、
- Facebook・Instagram
- You Tube
にあたります。
上記のような広告が、SNSのタイムラインやフィード面に掲載されていますが、Instagram広告はFacebook広告で配信設定する事が可能です。
SNS広告は、それぞれのAIが広告配信を最適化してくれますので、細かなターゲティングも可能ですが、ざっくりとしたターゲティングでも成約が取れる事もありますし、アドネットワーク広告とイメージは近いです。
SNS広告のメリット
SNSを利用するユーザーは、右肩上がりで上昇中で、検索エンジンで検索せずSNS検索で情報を収集するユーザーも増えてきていますので、SNS広告でリーチできる範囲は、検索エンジンと差別化出来るという点がメリットです。
2019年2月時点のデータですが、各SNSのアクティブユーザーですが、
日本国内だけでも、ユーザー数は伸びています。
また、ハッシュタグ検索になれたユーザーも増えていますので、SNS広告は今後も伸びていく事が予想されますので、市場成長性があるという点もメリットだと言えます。
また、SNSに登録した個人情報は多岐に渡るため、細かなターゲティングを行う事が出来ます。
例えば、Facebook広告の場合、ターゲティング出来る項目は
地域、年齢、性別、言語、利用者層、趣味、関心、行動だったり、Facebookページにいいね!を押しているなど、つながりを元にターゲティングする事まで可能です。
また、各SNSには膨大なビックデータが存在しますので、ビックデータをAIが解析し、広告配信をできるだけ単価を抑え、効果的に配信するように最適化をかけてくれますので、マーケティング思考がアドネットワークに比べてなくても成果が出やすいのがメリットです。
SNS広告のデメリット
一方で、SNS広告のデメリットですが、リスティング、アドネットワーク広告と同じで「広告を止めると集客が止まる」という点です。
また、アドネットワーク広告と同様に、潜在層に配信される広告のため、いかにLPを読み込ませて「自分ごと化」させる事が出来るかが成約を取るためのポイントになります。
WEBマーケティング施策その⑦ プレスリリース配信
7つ目ですが「プレスリリース配信」ですが、新聞社やテレビなどメディア向けに情報提供し、アクセスを集めるWEBマーケティング施策です。
無料と有料で利用できるサービスがありますが、主なサービスでは
- PRタイムズ(有料)
- バリュープレース(無料)
があります。
PRタイムズは、お金がかかりますが、その分PRタイムズのサイトに自分の商品やサービスを掲載する事が出来ますが、PRタイムズが優れているのはプレスリリースの中で国内ナンバーワンのシェアを持ち、かつ月間PV(ページビュー)数が2700万回以上と、圧倒的な宣伝効果があります。
PRタイムズは、主に法人が利用するプレスリリースサイトなので、大手企業のプレスリリースが多く掲載されるので、個人向けのサービスとは言えませんが、このようなWEBマーケティング手法がある事は、法人の方なら知っておいて損は無いかと思います。
プレスリリース配信のメリット
プレスリリースを見ているユーザーは、検索ユーザーではなく「情報を欲している記者」がメインです。
テレビや新聞、雑誌などのメディアのライターや記者が情報を探しているので、記者の目に止まれば取材依頼が来て、テレビや新聞で取り上げられ、商品やサービスを広く宣伝することが出来ます。
プレスリリース配信のデメリット
一方で、プレスリリース配信のデメリットは、「プレスリリースしても宣伝した事にならない」という点です。
これまでのWEBマーケティング手法は、SEOや広告を使って集客する事ができる手段でしたが、プレスリリースは記者が目にする事が多いため、一般ユーザーはあまり見る事はありません。
また、取材を通してメディアで取り上げられなければ宣伝効果もありませんので、他のWEBマーケティング手法とは違うという点を分かっていなければ、費用対効果が合わない事も出てくる可能性はあります。
WEBマーケティング施策その⑧ リストマーケティング メルマガ、LINE@(公式アカウント)
8つ目ですが「リストマーケティング」と呼ばれる、メールマガジンやLINE@を使ったWEBマーケティング施策です。
リストマーケティングの特徴としては、SEOや広告が「待ちの営業」なのに対し、メルマガやLINE@は「攻めの営業」が可能です。
攻めと言ってもゴリゴリ押し売りするという意味ではなく、お客様が来店されなかったり、WEBサイトなどに訪れていなくても、こちらのタイミングで情報発信し、営業する事が可能という意味です。
店舗ビジネスに置換すると、SEOや広告が一見さんの顧客なのに対し、メルマガやLINE@は常連客だと言えますし、こちらから情報発信を受け取った顧客は新しいサービスや商品に興味を持ってもらいやすい属性です。
リストマーケティングのメリット
江戸時代の話ですが、商人が一番大事にしていたのは「顧客台帳」だったという話があり、火事の場合は顧客台帳だけは絶対に燃やさないように井戸に投げ込んだという逸話があります。
顧客台帳は水に濡れても文字が滲まない特種なインクで書かれていたため、水に濡れても顧客台帳は傷まないようになっているのですが、商人は他の財産がどれだけ燃えても顧客リストがあれば、新たに財を築く事は出来るという事で、いかにリストを大事にしていたか?という事を示す話ですが、現代の顧客リストがメルマガやLINE@に登録してくれたユーザーという事で、一つのビジネスモデルが崩れても、顧客リストがあれば再出発しやすいのがリストマーケティング最大のメリットです。
リストマーケティングのデメリット
一方で、リストマーケティングのデメリットですが、そもそもリストを取っていくのが面倒だという点があります。
最近では、無料オファーと呼ばれる無料プレゼントの代わりにメルマガやLINE@へ登録してもらうというマーケティングが行われたりしますが、リストを取るために戦略的なマーケティング思考も必要になってきます。
戦略的なマーケティング思考で具体的な方法としては、
- フロント商品
- バックエンド商品
- クロスセル商品
- ダウンセル商品
といった、それぞれの商品に役割をもたせ、リスト獲得のためにお渡しする商品、高額商品の販売、関連する商品の販売、ダウングレードした商品の販売をして、一顧客の単価を最大限に上げられるWEBマーケティングを行う必要があるので、WEBライティングやランディングページ、決済カートなどの準備も必要になってきますので、管理が大変という点もデメリットかもしれません。
さらに無料オファーで獲得したユーザーは「無料属性が多い」事もあり、成約率が悪かったり、成約しても分割払いを途中で放棄するなどの問題が多い事もありますので、リスト管理とリストが廃らないように定期的な情報発信を行いメンテナンスしなければリストが枯れてしまいますので、注意が必要です。
WEBマーケティング施策その⑨ アフィリエイト広告
9つ目の「アフィリエイト広告」ですが、アフィリエイト広告を扱うアフィリエイターに広告掲載の依頼をし、自社の広告宣伝を行うWEBマーケティング施策を言います。
アフィリエイターは、WEBサイトやブログなどのメディアを持ち、ASPと呼ばれるアフィリエイト広告を提供してくれる広告代理店へ登録する事で、広告主と直接契約をしなくても広告を扱う事が出来ます。
アフィリエイト広告のメリット
アフィリエイターは国内でも何万人といますので、商品やサービスを宣伝してくれる営業マンをWEB上に増やす事が出来ますので、集客効果は抜群ですし、リスティング広告、アドネットワーク広告、SNS広告でも出稿する事が出来るなど、ネットワーク効果が高いWEBマーケティング施策です。
また、アフィリエイト広告は「成果報酬型」のため、広告主は成果に応じた広告費を支払うだけで良いので、コスパに優れています。
例えば、脱毛サロンに関するWEBサイトを持っている場合、ASPへサイトを登録し、脱毛サロンの広告主と提携する事で、サロンの広告を自分のWEBサイトで取り扱う事が出来ますが、掲載しているだけではアフィリエイターに報酬が入りません。
広告主が定めた成果地点があり、成果が上がった時だけ決められた報酬を支払いする事になります。
脱毛サロンの決められたサービスに申し込みし、来店した時点で1万円を報酬としてお支払いしますという場合であれば、自分のWEBサイトを経由し成果が発生した事が確認できれば、来店人数に応じた報酬を支払い、アフィリエイターは受け取ることが出来ます。
アフィリエイト広告のデメリット
一方で、アフィリエイト広告を使うデメリットですが、「利益率の低い商品だとアフィリエイターに取り扱われない」ため、広告宣伝効果が低くなります。
例えば、1兼1000円の商品をアフィリエイターさんが販売してくれたら、10%の報酬を差し上げるという成果だとすると、1件獲得した際に得られる報酬は100円という事になります。
100円を獲得するためにアフィリエイターが動くか・・・と言えば、正直に言えばかなり厳しいので、コスパが合わない利益率の低い商品やサービスはアフィリエイト広告には向かないというデメリットがあります。
WEBマーケティング施策その⑩ 記事広告(ネイティブ広告)
10個目ですが「記事(ネイティブ)広告」ですが、ステマ広告とも呼ばれることもありますが、ブログやWEBサイトの記事がそもそもPRするための記事で、ライターさんを使って専門的な記事を作成するWEBマーケティング施策です。
記事広告のメリット
広告のような宣伝に特化した内容ではありませんので、一見素人が書いた記事でさらっと読んで、商品やサービスの宣伝をする事も出来ます。
また、広告と違ってSNSで拡散されやすいので、バズったりすると圧倒的なアクセスを得られます。
記事広告のデメリット
一方で記事広告のデメリットですが、最近はPR表記が必要になったので広告ではなくてもユーザーからすると広告と同じような扱いなので、そもそも記事広告を見てもらえなくなってきているという点です。
この背景には、2012年の話ですがペニーオークション詐欺事件と呼ばれるステマ事件が社会問題になったのですが、複数の芸能人が自身のSNSで参加者が入札しても事実上落札できないペニーオークションサイト「ワールドオークション」をあたかも落札したように装って宣伝した問題があり、インフルエンサーも記事広告を扱いたくないという事があります。
記事広告は、SNSで拡散されてはじめて効果を発揮するWEBマーケティングのため、SNSで影響力のあるインフルエンサーを動かす事が出来なければ、宣伝効果は弱いというデメリットがあります。
WEBマーケティング施策その⑪ 動画マーケティング
11個目の「動画マーケティング」ですが、動画コンテンツを用いて企業の商品・サービスを宣伝するWEBマーケティング施策です。
代表的な動画プラットフォームはYou Tubeが有名ですが、TikTok(ティックトック)、バズビデオやFacebook、InstagramなどのLIVE配信やZOOMといったミーティング型の動画配信など様々な手法があります。
動画マーケティングは、商品やサービスの認知や魅力をテキストや画像と違って、TVCMのように視覚や聴覚に届ける事が出来ます。
今までは、個人で動画作成や編集するのは難しい時代だったり、4Gでは動画速度が遅かったりといった問題がありましたが、2020年から5Gも開始され、動画コンテンツがますます増えていく事が予想されています。
動画マーケティングのメリット
動画マーケティングの一番のメリットは「情報量がテキストや画像と比べて圧倒的に豊富」という点です。
研究結果によると、動画は静止画に比べて5000倍の情報量があり、1分の動画では180万文字分の情報が伝わると言われています。
また、ブログやWEBサイトがテキストや画像だと目を離す事が出来ませんが、動画の場合は聞き流しでも理解する事が出来たり、気になるところだけを視聴する事も可能です。
さらに、2019年あたりからYou Tubeが急激に発展してきたように、市場成長性を見ても、今後も成長する可能性は十分で、ライバルも少ないというのが一番のメリットだと思います。
動画マーケティングのデメリット
一方で、動画マーケティングのデメリットは「企画、編集を考えるのが難しい」という点です。
芸能人のように認知度が高かったり、ファンがいる場合は、つまらない動画でも見られる可能性がありますいが、そもそもブランディングもない個人がずれた企画で動画を作成しても、誰も興味を持ってもらえません。
また、興味を持って頂けるように企画と編集がある程度スキルがなければ、見ていてもつまらないという事になってしまいますので、WEBマーケティングの中でもスキルが高い方でなければ難しいという事が言えるかもしれません。
WEBマーケティングを使った自動化の仕組みを作る方法
ここまでWEBマーケティングの施策を11個に分けて違いを解説し、それぞれを使うメリットとデメリットををまとめてきましたが、WEBマーケティングを活用し、WEB上で集客から販売までの仕組みを作らない限り、WEBマーケティングを行う事が出来ません。
そこで、ホームページやSNSを作っただけで活用できておらず、売上に繋がらない、そんな、個人事業主やひとり社長へオンラインだけで累計2億円以上の売上を達成した経験をもとに、最短3ヶ月で集客からセールスまでオンラインで仕組み化し、月商200万以上売れ続けるビジネスを、半自動化するためのヒントを動画でまとめました。
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