アフィリエイトで収益を上げるためには
「アフィリエイトできる商品やサービスの市場が大きく、可能性があるのか?」
「検索エンジンで上位表示された時に、多くのアクセスを集められるのか?」
は、ブログやWEBサイトを立ち上げ、記事入れをしていく前に調査しておくべき事です。
例えば、
アフィリエイトしようとしている商品やサービスの市場規模が小さいものを選んだ場合、市場規模が大きいもしくは今後大きく成長が見込める市場の方が収益は高くなりますよね?
また、
狙ったキーワードで検索エンジンの上位表示が出来ても、そのキーワードでアクセスがゼロもしくは月間で数件のアクセスしか見込めないのであれば、アフィリエイトを大きく伸ばす事は困難ですよね?
両者とも当たり前の話しですが、もブログやWEBサイトを作成する前に、この2つのポイントを抑えずにアフィリエイトサイト作りを始めてしまった場合、無駄な時間を浪費する事になりかねません。
時間の浪費だけで済めば良いですが、
「アフィリエイトって稼げないな・・」
「アフィリエイトってしんどいな・・」
と、モチベーションが落ちてしまっては、とても勿体ない事になります。
なぜ、アフィリエイトを諦めると勿体ない事になるか?については、すでにアフィリエイトに取り組もうと思われているので書く必要は無いかと思いますが、私なりの考えをまとめたていますので、参考にして下さい。
→ アフィリエイトは無理ゲー?市場は伸び続けているので無理だと思うのはなぜでしょう?
検索エンジンを使った、SEOアフィリエイトと呼ばれる手法は、ブログやWEBサイトに記事入れする前に、しっかりと
- 市場調査(アフィリエイターさんは、「ジャンル選定」と呼んだります)
- キーワード調査(アフィリエイターさんは、「キーワード選定」と呼んだりします)
の2つを行い、どんな記事入れをしていけば、検索ユーザーがサイトに訪れてくれるか??を先にサイトマップなどの設計図を用意し、整理します。
「段取り八分・仕事二分」
と言った言葉があるように、アフィリエイトもビジネスである以上、仕事に入る前の「段取り」が非常に重要で、アフィリエイトにおける段取りが、まさに「ジャンル選定」、「キーワード選定」という事になるのです。
よって、ジャンルとキーワードの選定は、アフィリエイトをやる上で初心者でも必ず抑えておかなければいけないツボとなりますので、ここではしっかりとジャンルとキーワード選定を行うコツについて、筆者の経験を元にまとめていきたいと思います。
ちなみに、この記事を書かせて頂く筆者(ニックネーム:たーくんと申します)は、
・2012年から現在まで8年間SEOアフィリエイトはじめ、PPCアフィリエイト、SNSアフィリエイト、メルマガ(LINE@)アフィリエイト、Facebook広告アフィリエイトを実践
・某サイトアフィリエイト塾、コンテンツSEO塾、オウンドメディア塾、PPC広告塾、Facebook広告アフィリエイト塾、メルマガ塾、SNS&LINEアフィリエイト塾と7つの塾に在籍経験あり
・情報商材購入数は、50種類以上(特典目当てのモノも多いですが・・)
・ツール購入数は20以上
・最高月額報酬500万以上、平均月額報酬200~300万(2013年~2017年)
の実績があります。様々な塾や商材で、ジャンルやキーワード選定を磨く術を学び、実践してまいりました。
その全てを初心者アフィリエイターから熟練アフィリエイターの方まで、分かりやすくお伝えできるよう努めますので、何か改善点などがありましたら、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。
アフィリエイト初心者からベテランまで抑えておきたいキーワード選定のコツ
アフィリエイトを始める前に、ジャンルとキーワードの選定が上手くいくかどうかは、今後収益を伸ばしていく上でも、非常に重要なポイントになってきます。
アフィリエイトを始めたばかりの初心者でも、ベテランのアフィリエイターさんであっても、ひとたび市場に上がれば関係はなく、検索エンジンは平等に独自のアルゴリズムを元に評価をする事になります。
SEOアフィリエイトは、検索ユーザーが打ち込む「検索キーワード」経由で、自分のブログやWEBサイトに検索ユーザーを誘導しアクセスを集め、商品やサービスの購入をしてもらう必要があります。
少しでもアフィリエイト報酬が増やしたいのであれば、
「ブログやWEBサイトのアクセス数を増やす」
事が出来れば、可能性は高まっていくわけですので、ジャンルとキーワードを選定する事は「ブログやWEBサイトへのアクセスを増やすために行う」という事を、まずは抑えておきましょう。
どんなビジネスや仕事、勉強でも同じですが、
「何のためにやるのか??」
を自分の中に落とし込んでおかないと、誤った方向に向かってしまった時に軌道修正が出来なかったり、機械的な作業を続けてしまう事になりかねません。
アフィリエイトは、インターネット上で行うビジネスですが、商品やサービスを購入いただくのは人であって、機械でも動物でもありません。
店舗があったり、営業で取引先と対面して接客する時は、対人として認識しやすいのですが、アフィリエイトをする時に、パソコンやスマホの先に「検索ユーザー=人」がいる事を忘れがちです。
また、検索ユーザーが打ち込む検索キーワードというのは、
- ユーザーの悩み、問題、興味、関心、好奇心
になります。
ご自身でも経験があると思いますが、スマホを片手にいわゆるググるという事を行って、Googleで調べ物をする時の心理状態ですが、
- 「何か知りたい事があって」(興味、関心、好奇心による検索行動)
- 「人には言えない事」(悩みや欲望による検索行動)
では無いでしょうか??
つまり、検索キーワードというのは、検索ユーザーが抱える心理状態そのものを表しているもので、検索キーワードを通して、解決する情報があるブログやWEBサイトを探す検索行動のファーストステップになるという事を、まず最初に抑えて頂ければと思います。
ジャンルとキーワード選定の3つのコツ
検索キーワードが、検索ユーザーが抱える心理状態そのものを表している事を抑えたところで、ではジャンルとキーワード選定をどうやって行えば良いか??具体的なステップに入っていきたいと思います。
ここでは、初心者の方でも順を追ってジャンルやキーワードが出来るように、図解も交えながら紹介していきます。
ステップ1 ジャンルとキーワードを選ぶための市場規模をチェックしよう
最初に、どんなアフィリエイトサイトを作りたいか?を漠然と考えたいのですが、繰り返しになりますが検索ユーザーが訪問し、解決策があるサイトでなければ、アフィリエイト報酬は生まれません。
「自分が知りたい情報を詰め込んだブログやWEBサイト」
「強引なアフィリエイト商品の売り込みがあるブログやWEBサイト」
では、アフィリエイトは成功しませんので、商品やサービスが売れるサイトづくりを行うために、「ペルソナ設定」を行うようにしましょう。
ペルソナ設定ですが、簡単に言えば
架空の顧客を想定する事
を言います、詳しくはペルソナマーケティングは古い?私が参考にした本を紹介し実例を示したいと思いますでも詳しく書いていますので、参考にして頂ければと思います。
私の場合、ペルソナ設定は
- サイト全体のペルソナ設定
- 記事ごとのペルソナ設定
を分けるようにしています。
分かりやすいように、雑誌を例にして紹介したいのですが、私のファッション雑誌の愛読書ですが、
この雑誌全体のペルソナ設定は、
「37.5歳からのメンズファッション&ライフスタイルを提案」
ですが、これがサイト全体のペルソナ設定と同じ意味になります。
私は40歳ですが、OCEANSの中には私好みのファッションやライフスタイルがたくさん紹介されていて、
「これ、欲しいなぁ」
って思うものも多数紹介されていますが、中で紹介されている特集の中には、
- 30代前半向け
- 30代後半向け
- 40代前半向け
- 40代後半向け
と思われるようなものがあったり、年代だけでなく、趣味、嗜好、家族構成、価値観の違いに分けて、ファッションやライフスタイルを紹介するページもあったり、様々なコンテンツが存在します。
このように、それぞれの記事(もしくは特集)ごとにペルソナを設定し、ペルソナに合わせたアイテムやライフスタイルを紹介しているわけで、これが記事別ペルソナの設定となります。
ジャンルを選定するためのペルソナ設定とは
そして、この2つのペルソナ設定こそが、
- サイト全体のペルソナ設定=ジャンル選定に
- 記事別ペルソナ設定=キーワード選定に
それぞれ使う事が出来るのですが、ジャンル選定の参考にざっくりした分け方ですが、サイト全体のペルソナ設定別のアフィリエイト商品(サービス)をまとめてみましたので、参考にして頂ければと思います。
サイト全体のペルソナ設定 | アフィリエイト商品(サービス)の一例 |
20代後半~40代女性 子どもなし(独身、バツイチ含む) | ダイエット、エステ、脱毛、化粧品など美容系全般、転職系、婚活 |
20代後半~40代女性 子どもあり(既婚、シングルマザー含む) | ダイエット、エステ、脱毛、化粧品など美容系全般、子ども(教育、育児系)、産前産後商品系 |
20代後半~40代男性 | ダイエット、脱毛、メンズコスメなどメンズ美容系全般、筋トレ系、精力剤、育毛剤、デオドラント、転職系、自己啓発系、投資(株、FX、仮想通貨など)、クレジットカード、キャッシング |
40代~50代女性 | シミ、シワ、ダイエット、エステなど美容系全般、更年期障害など健康系、旅行 |
この他に、新婚さんであれば住宅ローン、車やバイクの売買、ブランド商品の売買、独身向けに恋愛(出会い系)や占い商材、オンライン系VODやマンガなどのアプリまで、幅広くアフィリエイトできる商品もあります。
サイト全体のペルソナ設定は、上記のように
- 年代
- 性別
をざっくりと設定し、大きめに設定した方が様々なアフィリエイト商品(サービス)を扱う事が出来ますのでおすすめですが、SEOアフィリエイトの中でも「特化型サイトアフィリエイト」とアフィリエイターの間で呼ばれる事もあるように、何かのジャンルに特化してサイト運営をする場合であれば、
- 年代
- 性別
- 居住地
- 趣味・趣向
- 家族構成
あたりは、最低でもペルソナ設定した上で、ジャンルに合ったサイト全体のペルソナ設定を行ったほうが良いでしょう。
このあたりは、自分が狙いたいジャンル、キーワードによって戦略が変わってきますので、臨機応変に対応頂ければと思います。
キーワードを選定するためのペルソナ設定
アフィリエイトをするジャンルが決まれば、次に調査していくのが「検索キーワード」の選定です。
ジャンルの選定と違って、アフィリエイトをする上でキーワード選定は、無数の考え方が可能です。
例えば、脱毛エステのアフィリエイトをしようと思っている時に、キーワードを考える時に
- 正攻法にキーワードを選定する方法
- ずらしキーワードを選定する方法
大きく分けて2つに分ける事が出来ます。
1つ目の「正攻法にキーワードを選定する方法」ですが、脱毛エステを探しているユーザーが検索するであろう人からキーワードを探す方法で、
- 脱毛やエステに関連したキーワード
- 脱毛エステの商標 ミュゼプラチナム、脱毛ラボ、銀座カラーといったキーワード
になります。脱毛に関する情報を明らかに探している属性で「顕在層ユーザー」といった呼び方もされます。
2つ目の「ずらしキーワードを選定する方法」ですが、脱毛をしたいと望んでいるユーザーを連想ゲームで導き出し、キーワードを探す方法で、
- ビキニ水着
- 初デート
といったキーワードで、合わせて脱毛もしておいた方が良いと気付かせる属性で「潜在層ユーザー」といった呼び方もされます。
どちらのキーワードを選定したら良いのか??については、サイト全体のペルソナ設定に合わせて行ったり、サイトコンセプトに合わせて顔脱毛に特化したサイトアフィリエイトになるのか、広いキーワードを集めた脱毛専門アフィリエイトサイトにするのかで変わりますので、ここもご自身の戦略に応じて選定していく事になります。
ただし、冒頭でもお伝えしたように、アフィリエイトで報酬を伸ばしたいのであれば、
「アフィリエイトできる商品やサービスの市場が大きく、可能性があるのか?」
「検索エンジンで上位表示された時に、多くのアクセスを集められるのか?」
この2つは必ず抑えておかなければいけませんので、闇雲にジャンルやキーワード選定を行ってはいけませんので、ステップ1の最後に「市場規模のチェック」を行う方法をお伝えします。
市場規模のチェックにはキーワードチェックツールを使用
アフィリエイトのジャンルとキーワードの市場規模を調査するのに、ペルソナ設定のようなざっくりとした決め方ではなく、数値化されたデータを用いて市場規模を見ていきます。
私が使用しているサイトは、
の二サイトです。
1つ目のGoogleが無償で提供するキーワードプランナーですが、Google AdWords(アドワーズ)と呼ばれるGoogleの広告出稿を行う管理ツールの中にあるツールです。
キーワードプランナーでは、Googleの検索ボリュームをざっくりと調べる事が可能で、
図の通り、検索キーワードに対しての1ヶ月の検索予測数を表示してくれます。解説用の画像では検索表示数が出ていますが、Google AdWordsで広告出稿を一日100円以上広告費をかけなければ細かい検索数は表示されません。
なお、使用にはGmailが必ず必要になりますので、メアドを取得しログインした状態で、Google AdWordsへと入っていきましょう。
管理画面に入ると、
このような画面になりますので、右上の「ツールの設定」を押すと、「キーワードプランナー」と書かれていますので、そちらをクリックすればキーワードプランナーに移動出来ます。
※細かいキーワードプランナーの使い方については、後述します。
ざっくりした数値ではなく、Googleの検索ボリュームをしっかりと確認したいという事であれば、Google AdWordsで広告出稿を行い、ツールが使えるように準備しましょう。
2つ目のaramakijake.jpですが、GoogleだけでなくYahooの月間検索ボリュームの予想値も出してくれる便利なサイトです。
画像は「アフィリエイト」というキーワードで月間の検索ボリューム数を算出したものになりますが、
- YahooJAPANで148,500件
- Googleで121,500件
の合計270,000件、月30日で検索すると、一日で9000件の検索ユーザーがアフィリエイトを調べているという事がわかります。
また、aramakijake.jpが優れているのが、広告を除いて検索順位1位~10位までのいわゆる1ページ目の検索エンジンに上位表示したサイトが、どれくらいの検索数になるか??の予測値を出してくれます。
この2つのツールを使えば、ジャンル自体の市場規模、そして記事を書く際に使う検索キーワードの検索ボリュームの両方を調べることが出来ますので、大変便利なツールですので、初心者でもベテランのアフィリエイターでも、必ず抑えておいて欲しいと思います。
ステップ2 アフィリエイト記事を作成するためのキーワードを拡張しよう
アフィリエイトにおいて、ジャンルの選定を行い、いよいよ記事(コンテンツ)を作成していく際にも、各記事に対するキーワード選定は重要になってきますが、選定したキーワードそのものを使うだけでなく、キーワードを拡張し、付随してくるキーワードも活用する事で、検索ユーザーの検索意図をより明確にし、記事にも反映する事が可能になります。
先程の例をもう一度使って解説したいのですが、脱毛と検索するユーザーの検索意図ですが、
- 脱毛という言葉自体を検索しているユーザー
- 脱毛サロンやエステを近隣もしくは評判の良いお店を探しているユーザー
- 脱毛サロンやエステの口コミを探しているユーザー
- 脱毛の効果や期間を探しているユーザー
などなど、脱毛に関して「何をしたいのか?」が、脱毛というキーワードだけでは不明確になってしまいますし、検索ユーザーも自分が意図している検索結果が表示されると、何度も検索ワードを変えて探し続けなければいけなくなるので、ある程度検索意図を明確にして検索キーワードを入力します。
Googleは、これらの検索ユーザーが検索窓に入力したキーワードデータを累積しているので、先程のキーワードプランナーのようなツールで検索ボリュームの予想を出したり出来るわけですが、さらに検索ユーザーが検索しやすいように、検索を補助する機能として
- サジェストキーワード
- 関連キーワード
と呼ばれる2つのキーワード補助機能を検索エンジンに搭載しています。
1つ目の「サジェストキーワード」ですが、
Googleの場合は、
Yahooの場合は、
上記の画像の通り、例えば脱毛サロンと打ち込むと、2語、3語のキーワードで直近で検索ボリュームが多いキーワードを表示するようになっていますが、このキーワードの事を呼びます。
Yahooの検索エンジンの仕様は、Googleを元に作られているので、検索結果の順位表示はGoogleとほぼ差がないですが、サジェストキーワードについては、一部キーワードが違ってきます。
例えば、Googleであれば
- ランキング
- 緊急事態宣言
- 求人 大阪
といったキーワードが脱毛のサジェストキーワードになっていますが、
Yahooであれば
- 効果
- 福岡
- メンズ
- 医療脱毛
- VIO
- 全身
といったキーワードが脱毛のサジェストキーワードで出てきます。
なぜ、サジェストキーワードの表示が違うのか?という件ですが、「検索エンジンを使うユーザー層の違い」が理由と思われます。
サジェストキーワードは、それぞれの検索エンジンで検索ボリュームの多いキーワードが最大で10個ほど出現しますが、Googleを使用しているユーザーは
引用 【独自調査結果】PC・SP(スマホ)検索ユーザー動向調査-2015年版
2015年のデータのため、少し古いものになりますが、Googleは若者から40代前半の方までのシェア率は60%を超えていますが、年齢層が上がってくるにつれてYahooのシェア率が上がってきます。
つまり、若い方たちの検索思考がGoogleでは反映しやすく、逆にご年配の方たちの検索思考はYahooで反映しやすいという事が言えます。
2019年現在のデータでも
引用 ニールセン デジタル株式会社
画像の通り、Googleの月間リーチは過半数を超えていますので、上記のデータと大きな相違はないと思って良いかと思います。
サジェストキーワードについてまとめておくと、サジェストキーワードを使用する場合は、
- GoogleとYahooの違いもチェックしておき、それぞれ漏れがないように気をつけておく事。
- Googleは20代、30代、40代前半までのユーザーが使用している事が多い事。
- Yahooは40代後半、50代、60代のユーザーが使用している事が多い事。
この3つを頭に置いた上でうまく活用すると、アフィリエイトをする際に、ペルソナ設定の役に立つ可能性はあるかと思いますので、参考にして頂ければと思います。
続いて、2つ目の「関連キーワード」ですが、Googleで累積したキーワードで、サジェストキーワードほどボリューム数はなくても、キーワードに付随して入力している可能性が高いキーワード郡や検索したキーワードと関連が強いキーワードが、検索結果の下部に表示されます。
関連キーワードは、あいうえお順、a~z、数字など様々なキーワードがありますが、それぞれの関連キーワードを見つけるために便利なツールが
この2つがあります。
1つ目のgoodkeywordですが、Googleの「あいうえお順」検索を表示してくれるだけでなく、Bingのサジェストキーワードも表示してくれるツールですので、Bingからのアクセスも引っ張りたいという方にはオススメのツールです。
また、キーワードがGoogleとBingで重複する場合でも、重複を除いたキーワードを一覧で表示してくれますので、キーワードを精査するのがとても楽です。
2つ目のrelated-keywordsですが、こちらはあいうえお順、a~z、数字でキーワードを表示してくれるだけでなく、Yahoo知恵袋や教えてgooでキーワードに関連して投稿されているQ&Aのリンクもありますので、検索ユーザーがどんな事で悩んでいるのか?をリサーチするのに使える有能なツールです。
これらのキーワードを使って、メインの記事キーワードを「拡張」していく事で、検索ユーザーの意図をキーワードを通して想像する事も可能になってきます。
ちなみに、この2つのキーワードは2語だけでなく、3語以上のサジェストキーワードや関連キーワードが存在する場合は、それらのキーワードを入力すれば、3語、4語キーワードのすべてを洗い出し調査する事も可能です。
例えば、「脱毛サロン 痛くない」をさらに深堀り出来るか?調査してみた場合、
VIOや安いというキーワードで検索しているユーザーがいるという事がわかります。
さらに少数の可能性があるという事で考えるのであれば
「VIO以外の部位で痛みがあるのか?を調べるユーザーがいるかも?」
と考え、背中、顔、指先など脱毛ができる箇所すべてを網羅する事で、細かい検索キーワードを網羅する事ができる可能性もあり「ロングテールキーワード」を拾う事に繋がります。
ロングテールキーワードとは
ロングテールキーワードは、検索ボリュームとしては多くはないですが「キーワードの特異性が高い」ため、検索ユーザーの意図を満たしやすく、成約に結びつきやすいキーワードです。
キーワードプランナーで表示される
- 月間検索ボリュームが1000以上~1万以上のものはビッグキーワード
- 月間検索ボリューム数百~1000前後でミドルキーワード
- 月間検索ボリューム数回~100回未満くらいがロングテールキーワード
とざっくりと分けて頂いても良いですが、ロングテールキーワードの集合体が集まれば、ビッグキーワードやミドルキーワードで検索上位に表示しなくてもアフィリエイト報酬が発生したりするので、とても重要なキーワードになります。
共起語が関連キーワードに含まれるのでロングテールキーワードになる可能性が
あともう一つ大切な考え方ですが、アフィリエイトのキーワードについて調べていると「共起語」と呼ばれる言葉が使われる事があります。
共起語とは、
「あるキーワードが含まれた記事コンテンツの中に、そのキーワードと一緒に頻繁に出てくる単語」
の事を言いますが、関連キーワードは共起語とイコールなので、極端に言えば関連キーワードをすべて網羅した記事を書ければ、共起語を多く含んだコンテンツとなり、検索エンジンで拾われる可能性が高くなってきますので、結果的にロングテールキーワードをたくさん拾う事が出来るようになりますので、覚えておいて損はないかと思います。
ちなみに、共起語だけ調べたいという事であれば、ツールがありますので、こちらを使って調べるのも良いかと思います。 → 共起語検索ツール
ステップ3 アフィリエイトサイトのキーワードをまとめた設計図を作成しよう
アフィリエイトのジャンルを決め、記事ごとのキーワードを収集、拡張する事ができたら、最後は「整理し設計図にする」ようにしましょう。
goodkeywordやrelated-keywordsは、とても便利なツールで、サジェストキーワードや関連キーワードを余すことなく抽出してくれるので、メリットが大きいツールの反面、キーワードによっては無数に拡張する事ができキーワードが多くなり整理できなくなってしまう事になる事もあります。
キーワード選定は、あくまでアフィリエイトをはじめるための準備段階ですので、キーワード収集ばかりに時間を取られて肝心のブログやWEBサイトが作成できないとなると本末転倒となってしまいますので、キーワードをある程度集めた後に、効率よく記事入れが出来るようにキーワードを整理していきましょう。
実は、キーワードを整理し、設計図を作成する事で、その過程で頭がスッキリし、どんなコンテンツにしようか?とあらかじめイメージする事が出来るようになってきますので、効率がよく集中力も高く作業を進める事が可能になります。
設計図の作成ですが、昔はEXCELを編集して作成していたのですが、最近便利だと使っているのが「マインドマップ」と呼ばれるツールです。
マインドマップは有料のツールもたくさんありますが、私は無料で十分賄えていますので、有料のものは使っていませんので、ご紹介する2つの無料ツール以外の情報はありませんので、ご了承下さい。
当初使用していたのが、XMindと呼ばれるツールですが、ダウンロードして使うもので、共有してチームで使える方が何かと便利という事で、MindMeisterを使用しています。
MindMeisterは、慣れるのに時間もそんなにかかりませんし、直感的にキーワードを移動させたり、カテゴライズがしやすいですし、related-keywordsやgoodkeywordでコピーしたキーワードも貼り付けが可能ですので、とても便利なツールです。
このようなマインドマップなどを使って、サイト全体の設計図や記事ごとの設計図を作成して整理する事をオススメします。
アフィリエイトの検索数で競合サイトの実力を調査しよう
ジャンルやキーワード選定のコツと若干ズレますが、正しくジャンルやキーワードを調査出来ても、すでに検索上位に表示されている競合ライバルサイトの実力が分からなければ、その市場でアフィリエイトサイトを作成しても上位表示ができず、アフィリエイト報酬を得る事が出来ない可能性があります。
市場調査で、ジャンルやキーワードの検索ボリュームを知る事が出来ましたので、この数字やデータを元に競合サイトの調査を一緒に行える方法をここでお伝えしたいと思います。
MozBarで競合サイトの強さを数値化
1つ目の競合調査の方法ですが、GoogleChromeをお使いの方専用になりますが、SEOツールで有名なMOZが提供してくれている拡張機能「MozBar」です。
MOZへの会員登録が必要ですが、拡張機能を追加し、ログインすると、検索結果の表示の下にMozBarが表示されます。
このツールで見る事ができる数値が、
- PA(Page Authority)→ ページの権威性
- DA(Domain Authority)→ ドメインの権威性
の2つですが、それぞれの数値の参考値ですが、この数字はあくまで参考程度でOKです。
と言いますのも、それぞれのオーソロリティはMOZが算出したもので、Googleのアルゴリズムを元に作られたものではないため、信頼性を担保するものではありません。
実際、Googleのジョンミューラー氏は、
ドメイン・オーソリティやページ・オーソリティは、グーグルのSEOとは一切関係ない。Mozがやっていることにすぎない。
Mozの連中は本当に賢いやつばかりだから、その数値にはちゃんとした使い道があると私はわかっている。だが、グーグルではまったく使われていない。
だから、出てきた数値が困惑するようなものだったとしたら、ランキングに影響することはないから心配しなくていい。
と語っていますので、検索順位にPA、DA共に影響する事はありませんが、それでもGoogleも認める賢いSEOマニアの集まりが作った指標ですので、ある程度の競合調査には使えます。
アフィリエイター兼ブロガーのマナブさんは、PAに関して
- PA15以下・・・運営半年~1年のサイトでも勝てる
- PA15~29・・・運営1年半くらいのサイトで勝てる
- PA 30以上・・・かなり強いので勝ちにくい
と一応の目安としているそうですが、肌感覚的に大まかの分け方としては参考にして頂けると思います。
rishirikonbu.jpで競合サイトの強さを数値化
MOZが海外の会社なのに対し、国内のSEO業者株式会社ディーボが競合分析ツールの一つとして無償で提供しているのが「rishirikonbu.jp」です。
SEO難易度を100とし、上位表示の難易度を数値化して出してくれる便利なツールです。
検索上位10サイト(1ページ目)タイトル内のキーワード数も出してくれますので、合わせて参考にする事ができますが、大体の目安として
- 1〜20→非常に簡単
- 21〜30→簡単
- 31〜40→普通
- 41〜50→やや難しい
- 51〜60→難しい
- 60以上→非常に難しい
としています。こちらも合わせて参考程度になりますが、バックリンクやキーワードのタイトルインなど総合的な指標で考えられていると思います。
私の場合は、過去にどの程度の数値レベルでSEOを行い、上位表示したか??キーワードとツールで大体の目安を付けて、アフィリエイトで取り組むべきか?の参考にしていますので、経験値が多いほうが数値の目安は考えやすいかもしれませんが、アフィリエイト初心者の方であれば、上記の数値を参考値にして頂ければ丁度よいかもと思います。
アフィリエイトのキーワードで使うキーワードプランナーの使用方法
最後に、アフィリエイトにおけるキーワード選定に使う有能ツール、Googleのキーワードプランナーを使った有効なキーワード選定のコツをまとめていきます。
キーワードプランナーですが、検索キーワードのボリュームに対して、関連キーワードも一緒に表示してくれる便利な機能だという事は結構なアフィリエイターさんはご存知なのですが、実はあと2つ便利な使用方法があり、あまり知られていないのです。
キーワードプランナーで新しいキーワードを見つける
まず1つ目にオーソドックスな使い方ですが、検索ワードを入れて、検索ボリュームや類似キーワード、関連キーワードを探す方法です。
「新しいキーワードを見つける」を押し、検索キーワードを入力します。複数単語を入力する事も可能ですが、最大10単語までとなります。
画像は途中で切れていますが、関連性の高い順番にキーワードがズラリと並びます、検索ボリュームの他に競合性や入札単価なども一緒に表示されますので、合わせて参考にチェックして頂ければと思います。
キーワードプランナーで検索のボリュームと予測のデータを確認する
2つ目ですが、「新しいキーワードを見つける」の右側にある「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を押すと、
画像の通り、キーワードを複数入力する事が可能です、なおCSVファイルをアップロードすれば、一気にキーワードプランナーで調査する事ができますので、related-keywordsやgoodkeywordで精査したキーワードをここに添付して、それぞれのキーワードでどのキーワードが検索ボリュームが多いのか??を調べるのに使えます。
「新しいキーワードを見つける」と違って、こちらで指定したキーワードのみ検索ボリュームなどのデータを見たいときに使えますので、大変便利だと思います。
キーワードプランナーのウェブサイトから開始で確認する
3つ目の「ウェブサイトから開始」を使ってキーワードを探す方法ですが、実はこの方法があまり知られていない方法です。
応用すれば、競合サイトのキーワードも丸裸にする事ができるキーワード選定のコツになりますが、有料級の情報になるかもしれませんが・・ご紹介したいと思います。
「キーワードを探す対象のドメインかページを入力します」
とありますので、ここに上位表示しているサイト、もしくは競合調査をしたいサイトのURLを入力し、このサイト全体なのか、このページだけなのかを選択し、調査を開始します。
すると、当該サイトで使われているキーワードの検索ボリュームなどのデータが表示されますので、新しい記事を作成する際に参考になります。
この方法を使ってキーワードを探している方は、あまり見ませんし、またこの方法を使った更に応用的な使い方がありますが、さすがに秘匿性が高い情報となりますので、ここではURLによる調査という方法のみをお伝えしますので、あとはご自身で色々と試してみて下さい。
アフィリエイトのキーワード選定のコツ Q&A
ここまで、アフィリエイトで稼ぐために必要な準備として、ジャンルとキーワードを初心者でも迷わず出来るようにする方法をまとめ、3つのコツやキーワードプランナーの有効活用方法をまとめてきましたが、最後にこれまで私がアフィリエイトを教えてきた方たちから頂いた質問を、Q&A形式にまとめましたので、参考になれば幸いです。
私の経験値になりますが、2012年当時のアフィリエイトで稼げるジャンルは、キャッシング、レーシック、脱毛、ウォーターサーバーといったものがテッパンでしたが、その後美容系(化粧品やエステなど)も増えましたし、車査定、不動産査定、外壁塗装査定といったリード系が登場したり、転職系も人気があります。どのジャンルで勝負するか?はご自身の経験やスキル、記事を書き続けられるものを続けられた方が良いかと思います。
以上、今回は初心者からベテランのアフィリエイターまで、アフィリエイトで稼ぐために、稼げるジャンル、売れるキーワードの探し方、見つけ方を私の経験を元にまとめてきました。
キーワード選定については、様々なブログで紹介されていますが、私が複数の塾や商材を体験したからこそ、様々な手法を学び、実践し、磨き上げてくる事ができたものだと自負しており、その全てをここに書かせて頂きました。
是非とも、ニッチな売れキーワードを見つけ、ブルーオーシャンの市場で稼げるように、日々キーワード選定のスキルを磨いて頂ければと思います。
コツとしては、
「日頃から、あらゆるモノやサービス、テレビで見た商品や芸能人を使って、アフィリエイト商品を紹介するとすれば、どんなストーリーがあるか?」
を想像し、連想ゲームを繰り返すことだと思います。
連想ゲームが日課になると、マーケティングにも強くなりますし、市場の見方が単眼ではなく複眼的に見る事ができて、ニッチなキーワードやずらしキーワードも得意になってくるはずです。
スーパーアフィリエイターと呼ばれる方たちほど、
「段取り八分・仕事二分」
を実践し、サイト製作の前にかならずジャンルとキーワードをまとめ上げ、設計図を作ってから作業に入ったり、外注に出したりしていますので、初心者の方も最初は難しいと感じるかもしれませんが、この順序どおりに行えばスーパーアフィリエイターのキーワード選定の方法が手に入りますので、しっかりと取り組んで頂ければと思います。
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